疾患基礎研究課 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業における平成29年度 課題評価結果について
平成29年度「循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業」の事後評価結果を公表します。
事後評価
1.事後評価の趣旨
事後評価は、課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業等の運営の改善に資することを目的として実施します。
循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業(以下、本研究事業)では、評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査にて事後評価を実施しました。
2.事後評価委員会
開催日:平成30年1月17日
3.事後評価対象課題
4.事後評価委員
5.評価項目
- 研究開発達成状況
- 研究開発成果
- 実施体制
- 今後の見通し
- 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
- 総合評価
6.総評
本事業では、健康日本21(第二次)や「日本再興戦略」2016で掲げられている健康寿命の延伸を目指し、かつ健康寿命延伸産業や医療関連産業の拡大を図るため、生活習慣を改善して生活習慣病を予防するだけでなく、生活習慣病の病態解明、新たな予防・診断・治療・保健指導の方法の開発、社会環境の改善等の革新的研究を推進し、生活習慣病の発症予防、重症化予防を更に推進する他、本研究事業で体系的に取得した科学的根拠が、新たな社会システムや産業を創出するためのシーズとなることを目標としています。
評価委員会では、評価対象となった課題すべて、概ね期待通りの進捗と成果が得られたと評価されました。
脳卒中を含む循環器疾患については創薬や疾患の発症・重症化予測に関するバイオマーカー開発、治療最適化や予防に関する研究、さらには患者QOL向上に資する研究について進められ、一定の成果があげられていると評価されました。糖尿病等生活習慣病についても、診療の質向上・均てん化に資する研究や合併症の実態把握、予防・治療に関する研究等が進められ、さらに生活習慣病への進展の予防に資する栄養やたばこに関する研究が進められ、一定の成果があげられていると評価されました。
最終更新日 平成30年8月9日