国際事業課 HFSPキャリア・デベロップメントアワード(CDA)申請の手引き

キャリア・デベロップメントアワード(CDA) 概要

独立したポストへの就任支援

HFSPの長期または学際的フェローシップを受けている、あるいは受けたことのある研究者が、母国あるいはHFSP加盟国において独立した研究室を立ち上げることを支援します。

対象 助成期間 助成金額
HFSP 長期/学際的フェローシップ受賞者 3年 30万ドル
(3年間総額)

応募資格

  1. CDA開始の時点でHFSPフェローシップを2年以上受給している研究者
  2. 応募時点でHFSPフェローシップの終了から2年以内の研究者
  3. CDAのプロジェクトを実施予定の機関で既に報酬付きのポジションを獲得している、あるいは獲得中の研究者

※応募資格を確認する場合は、申請前に Fellowship Officeに問い合わせをお願いします。

Fellowship Office
E-mail:fellow"AT"hfsp.org
(E-mailは上記アドレス"AT"の部分を@に変えてください。)

審査基準

  • 申請者のフェローシップ受給期間中の成果
  • 申請者の将来性
  • 申請プロジェクトの科学的メリット

審査の流れ

9月 CDA申請書ダウンロード開始(オンライン申請:9月下旬~)

  • 9月頃にガイドラインが公開され、提出締切り日などが発表されます。応募の前に必ず確認してください。
  • 申請者はHFSPの申請用ウェブサイトから申請してください。
  • 別々の審査員から2通の推薦書を提出してもらう必要があります。これは提出書類の一部になります。詳細な説明はガイドラインをご確認ください。
  • 申請者はオンライン申請をする前に、過去のHFSPフェローシップの成果として公表された(あるいは現在出版中、またはアクセプト済み)の出版物のPDF ファイルもアップロードします。
  • 申請者は、出版物リストを1月下旬まで、申請用ウェブサイトにて更新することができます。
  • CDAのプロジェクトを実施する予定の研究機関における申請者の採用を確認する書類については、(申請時に入手可能な場合は)1月下旬までに提出する必要があります。本国での採用が未定の申請者については、CDA支給開始までに提出しなければなりません。

11月中旬 CDA応募締切

  • 提出された申請書は、各課題2名のCDA審査委員と最低2名の外部専門家によるメール・レビューが行われます。
  • CDA審査委員会で議論の上、採択候補課題が決定されます。

翌年3月下旬 受賞者の発表

受賞候補者は、科学者会議、評議員会による承認を得て発表されます。

助成内容

年間助成額

3年の間に総額30万ドルが支給されます。

受給内容

  1. CDAの支給額は、年間10万USドルで3年間に渡って支給されます(支給総額30万USドル)。
  2. CDAの支給開始には、受給者が受入機関で有給のポジションを得ていることが条件となります。従って、CDA予算のうち受給者個人の給与や健康保険掛金を補填するために利用できる額には、上限が設けられています。
  3. 受給者個人の給与補填に当てることができる額は、助成初年度は3万USドル、2年目は2万USドル、最終年度は1万USドルが上限となります。上記の限度額内であれば、CDAからの資金を使って、同じ研究機関の同様のポジションと同水準になるまで給与を補填することが認められています。
  4. 通常、研究要員(技術者、ポスドク、学生)の給与を支援することも認められています。さらに装置類や備品また会議参加費/旅費に充てることも可能です。
  5. 研究機関の一般費用等の間接費については、各年度の研究費/旅費に充当したCDA利用合計額の10%を上限とします。
  6. 支給期間中は毎年度末に、自らの研究に関する研究報告書および財務報告書を提出しなければなりません。
  7. CDA期間終了時に残っている助成金は返還の必要があります。不正な支出もしくは虚偽の会計報告が行われた場合、あるいは研究報告書もしくは財務報告書が提出されなかった場合、本機構は助成金の全額または一部の返済を要求することがあります。
  8. CDA受給者は、受給期間中に毎年開催されるHFSP受賞者会合への出席が推奨されます。

最終更新日 平成30年2月6日