国際事業課 【事後評価結果】医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム SATREPS)
令和6年度
令和6年度 医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム SATREPS)における事後評価結果を公表します。
1.事後評価の目的
研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的とする。
2.課題評価委員会
開催日:令和6年12月11日3.課題評価委員会
評価委員名簿4.評価項目
(A)研究開発進捗状況(国際共同研究の進捗状況)について- 開発計画に対する達成状況はどうか
- 新たな方向性や方針変更等、当初計画では想定されていなかった新たな展開が生じたか
- 当初計画していた成果が着実に得られたか
- 成果は地球規模課題並びに相手国側への医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされたか
- 課題の重要性と研究成果が課題解決に与える科学的・技術的インパクトは得られたか
- 研究成果が相手国ニーズの充足に与えるインパクトはどうか
- 国内外の類似研究と比較したレベルや重要度はどうか
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか(プロジェクト管理および状況変化への対処、
- 研究チームの体制・遂行状況や研究代表者のリーダーシップ等)
- 十分な連携体制が構築されていたか
- プロジェクト推進体制は適切に構築されていたか(他のプロジェクト、機関などとの連携も含む)
- 知的財産の獲得、国際標準化への取り組み、生物遺伝資源へのアクセスやデータ・入手方法、生命倫理・安全対策に対する法令等の遵守は適切に実施されたか
- 研究費の執行状況は効率的・効果的であったか、研究費・購入機器は有効に活用されていたか
- 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか(研究の方向性、相手国との協力状況、研究実施体制、研究費)
- 課題解決、社会実装の見通しはあるか
- 国際社会における認知、活用の見通しはあるか
- 他国、他地域への波及が見込まれるか
- 世界で活躍できる日本人人材の育成を実施したか
- 継続的維持の見通しがあるか(人材育成、組織、機材の整備等、相手国側研究機関あるいは研究者の自立性・自主性等)
- 成果を基とした研究・利用活動が継続的に発展していく見込みがあるか(政策等への反映、成果物の利用など)
- 技術および人的ネットワークが構築されたか(相手国も含む)
- 日本政府、社会、産業への貢献は見込まれるか
- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
- 若手研究者のキャリアパス支援が図られていたか
- 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか
5.事後評価対象課題
研究開発代表者 | 所属機関 | 役職 | 研究開発課題名 | 事後評価結果報告書 |
---|---|---|---|---|
岡 慎一 | 国立国際医療研究センター | 名誉 センター長 |
ベトナムにおける治療成功維持のための“bench-to-bedside system”構築と新規HIV-1感染阻止プロジェクト | |
高田 礼人 | 北海道大学 | 教授 | アフリカにおけるウイルス性人獣共通感染症の疫学に関する研究 |
総評
今回の事後評価の対象となった2課題は、それぞれ「優れている」、「大変優れている」と評価された。
最終更新日 令和7年3月7日