医療機器研究開発課 令和3年度「医療分野研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)」中間評価について
令和4年6月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
医療機器・ヘルスケア事業部 医療機器研究開発課
令和3年度「医療分野研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラム」の中間評価結果を公表します。
1.中間評価の趣旨
医療分野研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラムでは、開発が多年度にわたって実施されるため、特に優れた課題への絞り込み、開発のその後の資金配分、事業運営に反映させること等をねらいとして、中間評価を実施します。各開発課題において、研究開発の進捗状況や研究開発成果を把握し、引き続き開発を実施するか否かを決定します。
2.評価者
医療分野研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラム課題評価委員会とします。ただし、プログラムスーパーバイザー(PS)が適当と認めた者について、「利害関係者」に該当しないことを確認し、守秘義務を課した上で評価会議への同席を可能とします。
課題評価委員については以下のPDFファイルをご覧ください。
3. 中間評価対象課題
開始年度 | 終了年度 | 研究開発代表者 | 研究開発機関名 | 職名 | 研究開発課題名 |
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2020 | 2022 | 池田 哲夫 | 福岡歯科大学 | 教授 | Collagen嵌合現象を応用したLaser組織接合システムの開発研究 |
2020 | 2022 | 織田 禎二 | 島根大学 | 教授 | 局所温度制御とノンファウリング技術により人工肺の耐久性と生体適合性改善を目指す新規高機能人工肺の開発研究 |
2020 | 2022 | 高阪 真路 | 国立がん研究センター | ユニット長 | 遺伝子プロファイリング検査を目的としたGhost Cytometryによる循環腫瘍細胞の高精度分取法の研究開発 |
2020 | 2022 | 近藤 昌夫 | 大阪大学 | 教授 | 血液脳関門機能に着目した神経変性疾患診断技術の開発 |
2020 | 2022 | 白崎 善隆 | 東京大学 | 特任助教 | 細胞分泌実時間イメージング法に基づく機能的細胞診システムの創生 |
2020 | 2022 | 高橋 美和子 | 量子科学技術研究開発機構 | 主幹研究員 | リンパ節転移の術中診断を可能にする鉗子型ミニPETの開発 |
2020 | 2022 | 名倉 武雄 | 慶應義塾大学 | 特任教授 | レーザーを用いた新たな整形外科インプラント設置強度解析法 |
2020 | 2022 | 朴 龍洙 | 静岡大学 | 教授 | 食中毒・呼吸器疾患関連ウイルスの高感度かつ迅速検出技術の開発 |
2020 | 2022 | 藤江 裕道 | 東京都立大学 | 教授 | 生体関節コンピューテーショナルモデルの患者別迅速精密生成 - 関節外科手術の術前・術中支援 - |
2020 | 2022 | 柚木 俊二 | 東京都立産業技術研究センター | 上席研究員 | 皮膚症状を緩和する温度応答性ゾル‐ゲル転移型皮膚保護材の開発 |
開始年度 | 終了年度 | 研究開発代表者 | 研究開発機関名 | 職名 | 研究開発課題名 |
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2020 | 2023 | 太田 裕貴 | 横浜国立大学 | 准教授 | 新生児黄疸治療最適化のためのスマート光線治療器の開発 |
4.課題評価委員会
ヒアリング審査 令和3年10月26日(火)、27日(水)
会合審査 令和3年10月27日(水)
5. 評価項目
- 研究開発進捗状況
- 研究開発成果
- 実施体制
- 今後の見通し
- 事業で定める項目及び総合的に勘案するべき項目:実用化・事業化戦略
- 総合評価
6.総評
今回の中間評価の対象課題は、令和2年度に採択した11課題(要素技術開発タイプ10課題、機器開発タイプ1課題)が対象である。会合審査において、10課題は「総合的に計画どおり進捗している」と評価され、委託研究開発の継続が承認された。
また、会合審査で指摘された事項については、PS、PO の主導で指摘事項への対応を進めることが決められた。
掲載日 令和4年6月15日
最終更新日 令和4年6月15日