再生医療研究開発課 「再生医療実現拠点ネットワークプログラム（疾患特異的iPS細胞の利活用促進・難病研究加速プログラム）」における令和5年度事後評価について

令和6年3月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
再生医療研究開発課

令和5年度『再生医療実現拠点ネットワークプログラム（疾患特異的iPS細胞の利活用促進・難病研究加速プログラム）』の事後評価結果を公表します。

事後評価は、各課題等の研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業等の運営の改善に資することを目的とします。

事後評価対象は、平成29年度に採択され、令和4年度末に6年間の研究開発期間が終了した8課題、及び令和2年度に採択され、令和4年度末に3年間の研究開発期間が終了した11課題の計19課題です。 再生医療実現拠点ネットワークプログラム（疾患特異的iPS細胞の利活用促進・難病研究加速プログラム）では、本事業における事後評価の評価項目に沿って19課題を対象に課題評価委員会による書面審査を実施しました。うち2課題においては書面審査後にヒアリングを実施し、評価結果を確定しました。

研究拠点I

開始 年度	終了 年度	課題名	代表機関名	役職	研究開発 代表者名	事後評価報告書 (研究開発成果)	事後評価 結果報告書
H29	R4	神経疾患特異的iPS細胞を活用した病態解明と新規治療法の創出を目指した研究	慶應義塾大学	教授	岡野 栄之	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	疾患iPS細胞を活用した難治性血液・免疫疾患の 病態解明と治療法開発	京都大学	教授	齋藤 潤	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	筋疾患に対する治療薬の創出を目指した研究	京都大学	准教授	櫻井 英俊	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	難治性骨軟骨疾患に対する革新的iPS創薬技術の開発と応用	京都大学	教授	戸口田 淳也	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	ヒトiPS細胞を用いた呼吸器難病の病態機序の解明と新規創薬基盤の確立	京都大学	教授	平井 豊博	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	難治性心筋症疾患特異的iPS細胞を用いた集学的創薬スクリーニングシステムの開発と実践	大阪大学	教授	宮川 繁	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	疾患特異的iPS細胞を用いた遺伝性腎疾患の病態解明拠点	熊本大学	教授	西中村 隆一	ダウンロード	ダウンロード
H29	R4	早老症疾患特異的iPS細胞を用いた老化促進メカニズムの解明を目指す研究	千葉大学	教授	横手 幸太郎	ダウンロード	ダウンロード

研究拠点III

開始 年度	終了 年度	課題名	代表機関名	役職	研究開発 代表者名	事後評価報告書 (研究開発成果)	事後評価 結果報告書
R2	R4	成育期疾患iPS細胞樹立と新規病態モデルの研究開発	国立成育医療研究センター	部長	阿久津 英憲	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	ミトコンドリア病iPS細胞の樹立と病態解析	自治医科大学	准教授	魚崎 英毅	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	先天代謝異常症の新規表現型の解析と薬剤開発の拠点研究	熊本大学	教授	江良 拓実	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	神経・筋相互作用を標的とした運動神経疾患の解明と治療開発	愛知医科大学	准教授	岡田 洋平	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	無虹彩症に生じる眼異常の発症機構の解明と治療法の開発	大阪大学	教授	西田 幸二	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	iPS細胞を用いたサブタイプ別心筋組織構築による心疾患研究	京都大学	准教授	吉田 善紀	ダウンロード	ダウンロード

ロバストな分化誘導法開発課題

開始 年度	終了 年度	課題名	代表機関名	役職	研究開発 代表者名	事後評価報告書 (研究開発成果)	事後評価 結果報告書
R2	R4	興奮／抑制均衡と神経変性疾患解析のための神経サブタイプ純化	慶應義塾大学	特任講師	石川 充	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	2.5次元共培養系を用いたヒト神経細胞シナプス成熟法の開発	大阪医療センター	部長	金村 米博	ダウンロード	ダウンロード
R2	R4	次世代型マトリックスによる高効率骨格筋幹細胞分化誘導法の開発	大阪大学	寄附研究部門教授	関口 清俊	ダウンロード	ダウンロード

ヒトiPS細胞バンク充実課題

開始 年度	終了 年度	課題名	代表機関名	役職	研究開発 代表者名	事後評価報告書 (研究開発成果)	事後評価 結果報告書
R2	R4	疾患特異的iPS細胞バンク事業	理化学研究所	室長	中村 幸夫	ダウンロード	ダウンロード

研究者マッチング・共同研究促進課題

開始 年度	終了 年度	課題名	代表機関名	役職	研究開発 代表者名	事後評価報告書 (研究開発成果)	事後評価 結果報告書
R2	R4	iPS細胞を用いた希少疾患の研究促進のための研究者マッチング	京都大学	教授	齋藤 潤	ダウンロード	ダウンロード

書面審査　　　：令和5年7月14日（金）～5年8月4日（金）
ヒアリング審査：令和5年11月14日（火）

評価委員については、以下のPDFファイルをご覧ください。

• 評価委員一覧

• 研究開発達成状況
• 研究開発成果
• 実施体制
• 今後の見通し
• 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
• 総合評価

総合評価の結果は5～7点台に分布し、「優れている（7点台）」が3件、「良い（6点台）」が14件、「やや良い（5点台）」が2件となりました。