ゲノム・データ研究開発課 「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・先端ゲノム研究開発)(GRIFIN)」令和元年度採択課題中間評価結果について
「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・先端ゲノム研究開発)(GRIFIN)」令和元年度採択課題の中間評価結果を公表します。
1.中間評価の趣旨
中間評価は、課題等について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や課題の中断・中止を含めた研究開発計画の見直しの要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として実施します。
「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・先端ゲノム研究開発)(GRIFIN)」では、本事業における中間評価の評価項目に沿って、令和元年度採択課題について評価対象課題別に課題評価委員会において書面審査及びヒアリング審査による中間評価を実施しました。
2.評価項目
- ①研究開発進捗状況について
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- 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
- データマネジメントプランは確実に実行されているか
- ②研究開発成果について
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- 成果が着実に得られているか
- 成果は医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズに対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされているか
- ③実施体制
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- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
- 十分な連携体制が構築されているか
- ④今後の見通し
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- 今後研究を進めていく上で問題点はないか
- 問題点がある場合は、研究内容等の変更が必要か
- その際にはどのように変更又は修正すべきか
- 今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
- ⑤総合評価
- ①~④及び下記の事項を勘案して総合評価する
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- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっているか
- 若手研究者のキャリアパス支援が図られているか
- 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られているか
- 計画の見直し、中断・中止等の措置が必要か
3.課題評価委員会
書面審査:令和3年10月8日(金)~10月24日(日)
ヒアリング審査:令和3年11月2日(火)
4.課題評価委員
5.対象課題及び中間評価結果一覧
「中間評価結果」欄のPDFアイコンをクリックすると報告書が表示されます。
若手タイプC1
多様な解析手法を用い、様々な専門家が参加した実施体制で取り組む中規模な研究開発
研究開発課題名 | 所属機関 | 役職 | 研究開発代表者 | 中間評価結果 |
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遺伝統計学に基づく日本人集団のゲノム個別化医療の実装 | 大阪大学 | 教授 | 岡田 随象 | ダウンロード |
若手タイプC2
小規模な実施体制で主に既存のデータを用いた研究開発
研究開発課題名 | 所属機関 | 役職 | 研究開発代表者 | 中間評価結果 |
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失明回避を目指す開放隅角緑内障の遺伝的リスク予測に関する研究開発 | 九州大学 | 講師 | 秋山 雅人 | ダウンロード |
オリゴジェニックモデルに基づくヒト疾患の遺伝的構造の解析 | 理化学研究所 | チームリーダー | 高田 篤 | ダウンロード |
TOPMED panelを用いた高密度Imputationによる、バイオバンクジャパン18万症例のphenotype横断的解析 | 東京大学 | 助教 | 谷川 千津 | ダウンロード |
ノンコーディング領域を考慮した大規模ゲノムワイドコピー数変異による精神疾患発症リスク予測モデルの開発 | 名古屋大学 | 准教授 | 中杤 昌弘 | ダウンロード |
(研究代表者50音順)
最終更新日 令和3年11月29日