疾患基礎研究課 慢性の痛み解明研究事業における平成29年度 課題評価結果について

平成29年度「慢性の痛み解明研究事業」の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業等の運営の改善に資することを目的として実施します。

慢性の痛み解明研究事業(以下、本研究事業)では、評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査及び面接(ヒアリング審査)にて事後評価を実施しました。

2.事後評価委員会

開催日:平成29年12月13日

3.事後評価対象課題

4.事後評価委員

5.評価項目

  • 研究開発達成状況
  • 研究開発成果
  • 実施体制
  • 今後の見通し
  • 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • 総合評価

6.総評

本事業は、原因が明らかでなく対応に苦慮する痛みや、適切な対応を行っているにもかかわらず残存する痛みを対象に、画期的治療法を開発する上での客観的指標に基づく介入群の設定あるいは治療法に資するシーズを発見することを目標としています。

評価委員会では、今年度で終了する4課題を対象としました。
複合性局所疼痛症候群の重症度評価技術の開発や、新規周期性四肢疼痛症の加齢による寛解の分子機構解明、骨粗鬆症性新鮮椎体骨折への低侵襲外科的治療法に関する研究について、一定の成果があげられていると評価されました。
変形性膝関節痛の新規保存療法に関する研究は、エビデンス構築を目標とした研究でしたが、有効性にかかる臨床エビデンスの構築には至りませんでした。

最終更新日 平成30年8月9日