エイズ対策実用化研究事業における令和7年度の事後評価結果について

令和7年度「エイズ対策実用化研究事業」の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開および事業等の運営の改善に資することを目的として実施します。

エイズ対策実用化研究事業(以下、本研究事業)では、課題評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査・ヒアリング審査にて事後評価を実施しました。

2.事後評価委員会

開催日:令和8年1月7日

3.事後評価対象課題

開始
年度
(令和)
終了
年度
(令和)
研究開発
代表者名
所属機関名 役職 研究開発課題名
5 7 野村 拓志 熊本大学 講師 HIVリザーバー解析に資する組織・細胞種特異的抗原発現マウスパネルの研究開発
5 7 岩谷 靖雅 浜松医科大学 教授 長期作用型HIV-1 CA阻害剤の安定的活用に資する学術的基盤構築
5 7 保富 康宏 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センター・センター長 エイズウイルス完全排除を目指すワクチン開発に関する研究
(順不同)

4.事後評価委員

氏名 所属・役職
味澤 篤 東京都立駒込病院 感染症科非常勤
神奈木 真理 関西医科大学医学部微生物学講座 客員教授
杉浦 亙 国立健康危機管理研究機構 臨床研究センター センター長
谷 裕美子 株式会社ハカレル 顧問
馬場 昌範 鹿児島大学 先端科学研究推進センター 特任教授
横野 恵 早稲田大学社会科学部 准教授
横幕 能行 〇 国立病院機構名古屋医療センターエイズ総合診療部 部長
〇:委員長(五十音順、敬称略、令和8年1月7日現在)

5.評価項目

  1. 研究開発達成状況について
  2. 研究開発成果について
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. HIV/エイズ対策の推進
  6. 研究を終了するにあたり確認すべき事項

6.総評

治療薬の進歩により、HIVに感染しても致死的状況を回避できるようになりましたが、HIV感染症自体は治癒することはなく、HIV感染の治療には長期の薬剤服用が必要であり、薬剤耐性ウイルスの出現、感染者のQOLの向上や医療経済上の負担軽減の観点から、治癒を目指した研究が重要な課題となっています。この課題を克服するため、本研究事業では、感染機構の解明等の基礎研究から実用化研究まで、HIV感染症の根本的解決につながるHIV感染症の根治療法に資する研究を推進しています。また、HIV感染症の関連病態の解析も推進しています。

評価委員会では、令和7年度に終了する3課題を対象としました。総合評点の結果は、それぞれが「大変優れている」、「優れている」又は「良い」と評価されました。
大変優れていると評価された課題は、「長期作用型HIV-1 CA阻害剤の安定的活用に資する学術的基盤構築」でした。

掲載日 令和8年4月3日

最終更新日 令和8年4月3日