HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムへの応募手続き
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HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムへの応募手続き
【以下の記載は、HFSPO事務局が公表している募集要項・ガイドライン等に基づき、平易な解説を行うためにAMEDで編集・作成したものです。より詳細・正確な内容につきましては、文中に表示されているHFSPO事務局のURLからオリジナルのドキュメントをご覧くださいますようお願い申し上げます。】
- HFSP長期フェローシップ(Long-Term Fellowships (LTF))又は学際的フェローシップ(Cross-Disciplinary Fellowships (CDF))の翌年からの研究活動開始分の応募申請については、‘ProposalCentral’ というシステムを通じて、2段階でオンラインで行います。
ProposalCentral:https://proposalcentral.com/
【注】今年度の応募手続きについては HFSPO事務局が公表しているとおり、Letter of Intent の提出前に ‘ProposalCentral’ というシステムにて「account」を開設するよう求められています(登録方法の説明もあります)。なお、以前の手続きでは『reference numberの取得』という事項がありましたが、現在は取りやめとなっていますので、ご注意ください。 - 申請手続きに関する技術的サポートについては、‘ProposalCentral’ に直接問い合わせることができます。
メールでの問合せ先: pcsupport“AT”altum.com(“AT”の部分を@に変えてください。) - HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムについてのその他の全体を通じての質問については、HFSPO事務局に問い合わせることができます。
メールでの問合せ先: fellow“AT”hfsp.org (“AT”の部分を@に変えてください。) - 応募申請の第一段階では Letter of Intent を提出し、第一次審査により絞り込みが行われます。第二段階では、第一次審査通過の申請者に対し、Full Proposalの提出が求められます。
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムの応募に関する締切日及び審査日程
- Letter of Intent(研究概要申請書)を提出する前に、申請用のアカウントを ‘ProposalCentral’ の登録窓口で作成する必要があります。登録窓口は通例3月に開設されます。
ProposalCentral登録窓口URL:https://proposalcentral.com/
2027年度採択分の登録窓口の開設は2026年3月12日、申請者登録番号(LOI ID)の取得期限は2026年5月5日です。
- Letter of Intent:提出期限は通例5月中の指定された期日です。
2027年度採択分のLOI提出期限は2026年5月12日 9:00am(米国東部時間)です。 - Full Proposal(詳細申請書):提出期限は通例9月中の指定された期日です。(一次審査通過者のみ)
2027年度採択分のFull Proposal提出期限は2026年9月24日 9:00am(米国東部時間)です。 - 最終審査結果の一次審査通過申請者への通知: 通例翌年の3月下旬に全員に対しなされます。
(受賞を逃した申請者に対しては個別に、採択に至らなかった理由及び将来の再応募の際の参考となるフィードバックのメッセージが通知されます。)
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムへの応募申請者の適格性
応募適格性の詳細については、HFSPO事務局が公表しているガイドライン及び FAQ をご参照ください。
【HFSPOウェブサイト】
- ポスドク・フェローシップサイト
- ポスドク・フェローシップガイドライン(長期フェローシップ(Long-Term Fellowships (LTF))/ 学際的フェローシップ(Cross-Disciplinary Fellowships (CDF))ガイドライン
- FAQ
- 国籍:いかなる国籍であっても及びいかなる国を本拠とする研究者であっても応募申請をすることができます。ただし、HFSPOメンバー国(日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イスラエル、イタリア、韓国、ニュージーランド、ノルウェー、南アフリカ、シンガポール、スイス、英国、米国及び EU加盟国。[*])のいずれの出身でもない申請者が受入機関(ホスト・ラボ)として選択できるのは、HFSPOメンバー国内の研究機関のみに限られます。
HFSPOメンバー国出身の申請者は、どこの国の研究機関でも申請することができます。なお、HFSPOメンバー国出身者とは、メンバー国のいずれかの国籍を有することを意味します。 - 研究学位:フェローシップ開始時点において、博士号(PhD)又はそれに相当する学位(例えば研究活動を中心とする医師資格もしくは医学博士号(MD))を取得しており、かつ、基礎研究活動経験を有することが条件となります。
ただし、学位取得見込みの場合も許容されますので、申請の時点では必須ではありません。また、既に学位取得済の場合は、申請締切日の3か年前までの取得日であることが必要です。 - 研究論文:申請者は、Letter of Intent 提出締切日時点で、申請者が主執筆者となっている論文の最低でも1点が、
- 認知されたOAプレプリントとして出版されているか、
- 査読付きの学術誌に受理されているか、
- 印刷中であるか、又は、
- 既に出版されている
ことが必要です。
ポスドク・フェローシップの「Letter of Intent(研究概要申請書)」様式への記入必要事項
「研究概要申請書(LoI)」の申請に際しては下記の情報の記載が必要となります。
- 提案プロジェクトの表題
- 申請者に関する情報(氏名、ORCID ID、メールアドレス、学位、簡単な履歴書)
- 受入機関と受入指導教員、および受入機関への到着予定日
- 受入研究指導者との過去又は現在の共同研究(該当する場合)
- 博士論文のタイトルと概要、および過去のポスドク研究プロジェクトのタイトルと概要(ある場合)
- 提案プロジェクトの概要(提案する研究プロジェクト背景、目的、セントラル仮説、実験手法、期待される成果)
- 提案プロジェクトに関連する主要な参考文献3件
- 受入教員が申請内容を認識し、指示している事の確認
上記以外の文書は必要ありません。LoI(研究概要申請書)の段階では、受入研究指導者及び受入機関のいずれにおいても、LoIへの署名又はその他の追加的情報の提出は必要ありません。
- ポスドク・フェローシップへの応募申請は下記のオンライン申請プラットホーム(2026年3月12日開設)から行ってください。
‘ProposalCentral’サイト:https://proposalcentral.com/
- 申請提出された「研究概要申請書(LoI)」は、まず適格性の審査を受け、適格性を有することが確認されれば、引き続き、所定の評価の対象になります。
- 申請者が作成プロセスにおいて生成AIおよびAI支援技術を使用する場合、これらの技術は申請書の読みやすさと言語を向上させるためにのみ使用し、内容の作成には使用しないでください。申請者は、申請において生成AIおよびAI支援技術を使用していることを開示する必要があります。
ポスドク・フェローシップの「Full Proposal (詳細申請書)」様式への記入必要事項
(注:この第二段階申請への招請の可否はHFSPO事務局からの連絡を受けてからとなります)
「詳細申請書(FP)」の申請に際しては下記の情報の記載が必要となります。
- 受入教員(複数可)からの推薦状
- 追加査読者2名からの推薦状
- 受入機関担当者および受入教員(複数可)の連絡先(提案書へのアクセスに必要な情報)
- 詳細な研究計画(以下の内容を含む)
- 概要(LOIから引き継いだ内容。変更不可)
- 背景と意義(3,000字以内)
- 提案プロジェクトの具体的な目的(8,000字以内)
- 実験デザイン(6,000字以内)
- 参考文献(参考文献リスト、最大15件)
- 提案プロジェクトが申請者のこれまでの研究とどのように異なるか(2,500字以内)
- 提案プロジェクトが生命科学の最先端にある理由(4,000文字以内)
- 受入研究室が提案プロジェクトに適している理由(2,000文字以内)
- 提案プロジェクトの公開概要(2,400文字以内)
- 申請者の論文リスト
- 申請者の論文に関する追加情報(例:著者、貢献度)
- 申請者、受入指導教員、および受入研究室担当者の署名
上記以外の文書の提出は必要ありません。
(注: HFSPO事務局は、潜在的受入機関に対して、HFSPOの規則類に沿って申請者を受け入れることに合意することを要求することになります。)
- 申請者が作成プロセスにおいて生成AIおよびAI支援技術を使用する場合、これらの技術は申請書の読みやすさと言語を向上させるためにのみ使用し、内容の作成には使用しないでください。申請者は、申請書において生成AIおよびAI支援技術を使用していることを開示する必要があります。
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムの理念をよく理解するためのポイント
- HFSPが支援するのは基礎研究のみです。
- 国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム機構(HFSPO)の使命は、国際協力を通じて、生物が持つ複雑な機能を解明する基礎研究(その研究成果は全ての人類の利益のために最大限活用されなければならない)を支援することです。
- 申請された研究計画の内容については、以下に掲げるような特異な概念に照らして審査されますので、申請者はこの審査概念を理解し、各自の申請に反映することが必要となります。
- HFSPは、新奇性、科学的意義、国際性及び学際性を特に重視しています。
- HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムは、ライフサイエンス分野の未踏領域における重要課題に取り組む変革的な可能性を持つ最先端の研究を支援します。研究プロジェクトは、新奇な手法及び技術を用いて既成概念への挑戦を行うものでなければなりません。フェローシップ申請の性格として、「高いリスク」を伴いながらも「高い見返り」が期待できるものが推奨されているため、申請時においては予備的結果の提出は求められていません。
- HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムは、採択された研究者に対し、それまでの経験や専門分野を補い又はその上に構築する新たな理論や方法論を拡大させることを目的にしています。
- 研究プロジェクトの範囲は、分子・細胞レベルの生体機能の解明から、認知機能を含む生体システムに関するものにまで及びます。
- あらゆるレベルの解析研究への支援が可能です。例えば、遺伝子や個々の分子、細胞内ネットワーク、組織や器官の細胞間会合、生物全体、個体群、又は生態系の複雑な機能の根底にあるネットワークに関する研究等が挙げられます。
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムについての留意点
HFSPO ではライフサイエンス分野での基礎研究に対してのみ研究支援を行っていますので、次のような研究プロジェクトは支援対象外となります。
- プロジェクトとして応用研究の性格を持つもの: 例えば次のようなものです。
- 主として臨床医学及び創薬的な性格を有するプロジェクト。ただし、疾病の基礎的な生物学上のメカニズムの解明につながるプロジェクトの場合は容認されます。
- 診断及び治療の方法を開発する目的のプロジェクト(潜在的薬物目標の探求又は開発中の薬物の発展的治験に関する調査研究を含みます)。
- 工学、バイオテクノロジー又はナノテクノロジーにおける応用研究(これらは生物学上の基礎研究課題の対象ではありません)。
- 農学又は林学に直接的に関係するプロジェクト(例えば、農作物の生産・育種及び環境汚染対策等の環境問題に関するプロジェクトが挙げられます)。
- 新規の研究方法若しくは類似研究方法の開発又は生物学上の活動のモデル化を目的とした研究(ただし、HFSPの目的である基礎研究への支援活動に呼応して、新たな生物学上の課題への解答を探索する場合は支援対象として容認されます)。
- 観察的研究プロジェクト又は系統的スクリーニングアプローチによるプロジェクト。
- 大規模なデータ収集そのものを目的とする研究プロジェクト(ただし、データ収集に関する合理的な理由を伴い、かつ、データ分析についての詳細な方法論を伴う場合を除く)。この「大規模なデータ収集」には、全般的な関心としての基礎的な生物学上の課題の対象とはされていない個体群又は生態系についての系統的な複数種に関するオミックス解析が含まれます。ただし、種間相互作用又はそれらの共通進化のメカニズムに関する研究については適格性を有します。
- 当該分野における明らかな次のステップとなる提案、標準的な手法を用いる提案、または当該分野の漸進的な進歩のみを約束する提案。
- 受入研究室で進行中の研究における明らかな次のステップとなるプロジェクト。
- 申請者の博士課程または以前のポスドク研究プロジェクトの密接な継続(論理的に次のステップとなる)プロジェクト。
- 営利目的環境下における研究。ただし、営利目的機関との共同研究活動については、プロジェクト実施のための必要性が認められれば、容認されます。
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムに採択される申請の特徴について
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムに採択される申請の特徴は次のとおりです。
長期フェローシップ
- 生命科学の最先端における、既存のパラダイムや従来の考え方を覆す可能性のある、斬新な研究アプローチを取り入れていること。
- 提案するプロジェクトが、申請者のこれまでの研究(博士号取得後またはポスドク研究経験)とどのように異なるか、そしてそれが申請者が新しい研究アプローチや方法論を採用するのにどのように役立つかを明確に示していること。
- フロンティアを開拓し、リスクを伴う研究プロジェクトを立案する能力があることを実証していること。
- 申請者独自の訓練とスキルセットが、どのように斬新かつ独自の方法でプロジェクトに取り組むことを可能にするかを説明していること。
- 直近の研究トピックや分野を超えて影響を与える成果が期待できること。
- 受入研究室にとって新たな研究方向性を生み出すこと。
学際的フェローシップガイドライン
- 生命科学の最先端における斬新な研究アプローチを取り入れ、既存のパラダイムを覆し、当該分野を超えて影響を与える可能性を秘めていること。
- 申請者の分野転換、そして申請者独自の(生命科学以外の)教育経験が、生物学の根本的課題に斬新かつ独特な方法で取り組むことを可能にすることを実証していること。
- 提案するプロジェクトが、申請者のこれまでの研究(博士号取得または過去のポスドク研究職)とどのように異なるか、そしてそれが申請者が新しい研究アプローチや方法論を習得するのにどのように役立つかを明確に説明していること。
- フロンティアを開拓し、リスクを伴う研究プロジェクトを立案する申請者の能力を実証していること。
- 生命科学と非生命科学を独自の方法で組み合わせ、申請者と受入研究室にとって新たな研究方向性を生み出していること。フロンティアを開拓し、リスクを伴う研究プロジェクトを立案する能力があることを実証していること。
(注)学際的フェローシップ(Cross-Disciplinary Fellowships(CDF))についての留意点
- HFSPプログラムの目的のひとつとして、古典的なライフサイエンス分野の外側での教育訓練を受けた研究者に対して、それらの者の新たな思考方法、独自の技能及びアプローチを持ち寄り、新たに生物学上の研究課題に取り組むよう督励することが挙げられます。
- HFSP学際的フェローシップ(Cross-Disciplinary Fellowships (CDF))は、これまでライフサイエンス分野での教育訓練及び研究実績を有していない研究者に対して、この刺激的な研究領域に参画し、生物学上の疑問、研究課題及び技術に関する経験を積むユニークな研究機会を提供しています。
- HFSP学際的フェローシップに採択される研究申請は、生物学上の卓越した学際的な研究課題を解決するためのライフサイエンス及びライフサイエンス以外の研究活動の最良の結合となるものです。
HFSPポスドク・フェローシップ・プログラムを活用するメリットは何でしょうか?
1)博士号取得時の研究テーマとは異なるテーマに取り組むことが要件となっているので、新たな挑戦をする際に最適です。
2)助成期間は3年間と長く、さらには3年目の帰国後に研究費を使用可能であるなど、挑戦的なテーマに対するフェローシップとして研究に専念することが可能です。
3)HFSPポスドク・フェローシップを受けている研究者が集まる受賞者会合は、HFSP研究グラントを獲得している PI も集まるので、科学的にも人脈的にも非常に有益です。
(※過去にHFSP研究グラントに採択された受賞者の中から、31名ものノーベル賞受賞者を輩出しています。)
応募申請チェックリスト
申請前にご確認ください。(ガイドラインの項目番号は2027年度募集のApplication Guidelinesに対応しています)
最終更新日 令和8年3月4日


