ゲノム・データ研究開発課 「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム (次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析)」|令和4年度採択課題事後評価結果について

「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム (次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析)」令和4年度採択課題の事後評価結果を公表します。

1.事後評価の趣旨

事後評価は、課題等について研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。

「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析)」では、本事業における事後評価の評価項目に沿って、令和4年度採択課題(令和4年度終了)について、課題評価委員会において事後評価を実施しました。

2.評価項目

①研究開発達成状況
  • 研究開発計画に対する達成状況はどうか
  • 解析済みのゲノムやオミックスデータをAMEDが指定する公的データベースへ、データに紐付く健康・医療情報は研究機関内に、それぞれ登録できたか(する準備が整っているか)
②研究開発成果
  • 当初計画していた成果が着実に得られたか
  • 成果は医療分野の進展に資するものであるか
  • 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
  • 必要な知的財産の確保がなされたか
③実施体制
  • 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • 十分な連携体制が構築されていたか
④今後の見通し
  • 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
⑤事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • 科学的メリットに基づき、優先順位が高い生体試料であったか
  • アカデミアのみならず産業界からのニーズも期待できる生体試料であったか
  • 新規に検体を採取する際、倫理審査にて承認済みの「研究参加説明・同意書」とともに、「AMED同意書ひな型」を使用したか
  • 同一研究参加者の生体試料に紐付く、健康・医療情報、ゲノム情報、オミックス情報の「三層データ」を創出できたか
  • 時系列のオミックス情報・臨床情報の収集が可能な生体試料であったか
  • 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
⑥総合評価
10段階評価により、①~⑤を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

3.課題評価委員会

書面審査:令和5年10月12日(木)~11月2日(木)
ヒアリング審査・課題評価委員会:令和5年11月15日(水)

4.課題評価委員

5.対象課題及び事後評価結果一覧

「評価結果」欄のダウンロードをクリックすると評価が表示されます。

研究開発課題名 研究開発
代表者
所属機関 役職 評価結果
マルチオミックス手法を用いた糖尿病および合併症の病態解明に関する研究開発 植木 浩二郎 国立国際医療研究センター 研究所
糖尿病研究センター
センター長 ダウンロード
COPDの病態解明・新規治療開発のための空間シングルセル・マルチオミックスデータベース構築 遠西 大輔 岡山大学
岡山大学病院ゲノム医療統合推進センター
研究教授 ダウンロード
心不全診療における次世代医療基盤確立に向けたゲノム・オミックス解析とデータシェアリング 坂田 泰彦 国立循環器病研究センター
臨床研究開発部
部長 ダウンロード
(以上 敬称略)

最終更新日 令和5年12月21日