ゲノム・データ研究開発課 ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(国際的データシェアリングに関する課題解決のための調査研究及び開発研究)

事業概要

「国際的データシェアリングに関する課題解決のための調査研究及び開発研究」とは

「国際的データシェアリングに関する課題解決のための調査研究及び開発研究」は、バイオバンク等がこれまで収集してきた試料・情報の利活用を促進する環境整備の一環として、ゲノム解析データのクラウド等利用に係る倫理的・技術的課題の調査を行うとともに、実証的に既存の日本人GWAS解析データを網羅的に収集するデータ基盤の構築を行います。
ゲノム解析技術の開発が急速に進み、昨今ではゲノム研究に用いるデータ量が膨大になり、ゲノムデータを個々の研究者が自らの サーバを用いて解析することが困難になりつつあります。また、ゲノム研究においては国内外の複数施設でのデータをシェアリングして統合解析の上、新たな遺伝子変異を同定する研究も進められています。このような状況を解決・促進する方法の一つとしてクラウドの利用が注目されており、今後のゲノム研究はクラウドに保存されたゲノムデータをクラウド上で解析し、結果をダウンロードする方法により行われることが期待されます。クラウド利用については産業利用に係るガイドライン整備が先行していますが、ヒトゲノムの特殊な個人特定性への懸念から、ゲノム医療研究におけるクラウド利用は我が国において遅延しています。課題を整理して適切な利用方法等を調査・検討し、クラウド活用のモデルケースを示すことでゲノム医療研究における解析環境の整備が進むことが期待されます。

実施機関

「クラウド計算環境を利用したゲノム医科学研究の倫理・技術課題の調査と実践」
研究開発代表機関:国立国際医療研究センター/徳永 勝士
研究開発実施期間:平成31年~令和3年度

研究成果報告書

AMEDの助成により行われた研究開発課題の研究成果情報については、研究開発課題データベース(AMEDfind)をご参照ください。

評価・運営体制

PS・PO

本事業は、事業の運営や各プログラムの連携協力・推進等の調整を行うプログラムスーパーバイザー(PS)と、PSを補佐して個々の課題の運営推進を行うプログラムオフィサー(PO)がマネジメントします。

PS
春日 雅人(朝日生命成人病研究所 所長)
PO
菅野 純夫(千葉大学 未来医療教育研究機構 特任教授)

課題評価委員会

外部有識者から構成される課題評価委員会において、各研究開発課題の事前評価、中間評価、事後評価等の評価を実施します。

評価結果

評価結果につきましては、下記リンクをご覧ください。

お問い合わせ先

宛先 ゲノム・データ基盤事業部 ゲノム医療基盤研究開発課 ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(国際的データシェアリングに関する課題解決のための調査研究及び開発研究) 担当
住所 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 読売新聞ビル 22階
Tel 03-6870-2228
E-Mail genome-kokusai"AT"amed.go.jp

最終更新日 令和5年4月17日