健康・医療戦略の推進に必要な研究開発事業 8K等高精細映像データ利活用研究事業
基本情報
分野 | 健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発 |
---|---|
開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし |
お問い合わせ先 |
|
概要
高精細な映像を高い臨場感と実物感とともに伝えることができる8K技術は、医療分野において活用することにより革新的な医療サービスの提供が実現する大きなポテンシャルを有するとされています。
特に、8K技術を活用した内視鏡システムについては、これまでの内視鏡手術よりも安全性及び根治性を高める可能性があり、従来の手術に変革をもたらすものとして、開発・実用化が期待されています。
また、高精細映像データ等をもとに人工知能技術によって診療支援を行うシステムの医療上の有用性等の検証等を行うことで、医療現場に大きな変革をもたらす日本発の医療機器等の振興を図ることが期待されています。
そこで、本事業では、8K内視鏡システムの医療上の有用性の検証及び高精細映像データの利活用による医療の質の向上等に関する研究を行うとともに、高精細映像データの収集・解析を通じて内視鏡診療支援を行う医用人工知能システムの研究を行います。
公募情報
ニュース
AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2025(令和7)年 成果情報一覧をご覧ください。
-
プレスリリース 令和2年1月29日ディープラーニングによる内視鏡診断支援ソフトウェア(EndoBRAIN®-EYE)が医療機器の承認を取得
-
成果情報 平成30年9月11日内視鏡検査で大腸ポリープ・癌を自動検知する人工知能(AI)を開発
事業の概要
(1)8K内視鏡システムの医療上の有用性の検証及び高精細映像データの利活用による医療の質の向上等に関する研究
研究開発内容
- 8K内視鏡システムの試作機開発
- ヒトを対象とした試験によるデータの収集と医療上の有用性の検証
- 高精細映像データの診断等への利活用に向けた具体的方策の検討
実施期間
3年間(平成28年度~平成30年度)
研究開発のイメージ

(2)高精細映像データの収集・解析を通じて内視鏡診療支援を行う医用人工知能システムの研究
研究開発内容
- 病変検出から治療方針提案、ならびに再発予測にかかわる人工知能を利用した支援システム試作品の開発
- データ収集と上記システムの検証
- 医療機器としての実用化・普及に向けた検討
実施期間
3年間(平成29年度~平成31年度)研究開発のイメージ

事業の推進方法
事業の円滑な推進のため、事業全体の進捗状況を把握し、必要な指導・助言等を行うプログラムスーパーバイザー(PS)を配置しています。
氏名 | 若林 俊彦 |
---|---|
現在の所属 | 名古屋大学大学院 医学系研究科 脳神経外科 教授 |
最終更新日 平成30年2月5日