革新的先端研究開発課 革新的先端研究開発支援事業 (AMED-CREST, PRIME)

健康・医療の向上に向けた早期ライフステージにおける生命現象の解明

【研究開発目標】健康・医療の質の向上に向けた早期ライフステージにおける分子生命現象の解明

研究開発領域概要

本研究開発領域は、早期ライフステージ(受精~若年成人期)を対象として、環境要因が生体に与える影響の統合的な理解を進め、健康・医療の向上に向けた生命現象の解明を目指します。

近年、妊婦の低栄養と出生体重低下、発達障害などの脳機能障害、栄養不足/過多に起因する若年成人期の痩せや肥満、アレルギー等の免疫疾患、そして出生数や次世代の健康に影響するリプロダクティブヘルスの課題など、早期ライフステージの健康・疾患には、生物学的要因に加え様々な環境要因が関与することが分かってきました。また、それらの要因がライフコース中後期(成人以降)の疾患リスクとなり得ること、さらに疾患リスクが次世代に継承される可能性があることを示唆する報告が相次いでおり、早期ライフステージに着目した研究は、ライフコースのあらゆる時期の生活の質の向上に寄与すると考えられます。

本研究開発領域では、早期ライフステージの生命現象解明に向け、多様な分野の研究者が結集し、かつ相互に連携することで、一連の生命現象の統合的理解を進めることを目指します。また、これらの理解を深めるための基盤解析技術の確立と活用展開、制御シーズの探索にも取り組みます。

発足年度

2019年度

評価・運営体制

研究開発総括(プログラムスーパーバイザー/PS)

佐々木 裕之
九州大学 生体防御医学研究所 主幹教授

研究開発副総括(プログラムオフィサー/PO)

武田 洋幸
東京大学 大学院理学系研究科 教授

アドバイザー

梅澤 明弘
国立成育医療研究センター 研究所 所長
大谷 直子
大阪公立大学 大学院医学研究科 教授
金井 弥栄
慶應義塾大学 医学部 教授
木村 宏
東京工業大学 科学技術創成研究院 教授
須原 哲也
量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 部門長
瀬原 淳子
京都大学 医生物学研究所 連携教授
角田 達彦
東京大学 大学院理学系研究科 教授
松本 満
吉川 武男
吉田 智一
徳島大学 名誉教授
理化学研究所 脳神経科学研究センター センター長室長
シスメックス株式会社 取締役 常務執行役員 CTO

パンフレット

評価報告書

最終更新日 令和6年3月4日