第一期中長期計画期間におけるプロジェクト ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト

概要

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本施策は、「がん研究10か年戦略」(平成26年3月関係3大臣確認)を踏まえ、関係省庁の所管する研究関連事業の連携の下、がんの本態解明等に係る基礎研究から実用化に向けた研究まで一体的に推進するプロジェクトです。

基礎研究の有望な成果を厳選し、診断・治療薬に資する試験等に利用可能な化合物等の研究を推進するとともに、研究成果を確実に医療現場に届けるため、革新的な診断・治療等、がん医療の実用化をめざした臨床研究等を強力に推進します。また、患者のQOLの向上と医療機器産業の競争力強化を図るため、産学連携の研究体制を構築し、最先端の医療機器の実用化研究開発を推進します。基礎研究の有望な成果を厳選、医薬品・医療機器等の開発に資する研究を実施することで、臨床研究及び治験へ導出、また、臨床研究及び治験で得られた臨床データ等を基礎研究等に還元することにより、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進します。医療分野研究開発推進計画の下で、「がん研究10か年戦略」に基づいて、がんの根治・がんの予防・がんとの共生を念頭において、総合的かつ計画的に患者・社会と協働したがん研究を推進します。

また、平成27年12月に厚生労働省が策定した「がん対策加速化プラン」の内容も踏まえて、がんの予防や早期発見手法に関する研究やライフステージやがんの特性に着目した研究(小児がん、AYA世代のがん、難治性がん、高齢者のがん、希少がん等)、革新的な医薬品・医療機器等の開発などを重点的に推進します。

事業一覧

事業 概要
次世代がん医療創生研究事業
(P-CREATE)
がんの生物学的な本態解明に迫る研究、がんゲノム情報など患者の臨床データに基づいた研究及びこれらの融合研究を推進することにより、がん医療の実用化に資する研究を推進します。
革新的がん医療実用化研究事業 研究成果を確実に医療現場に届けるため、応用領域後半から臨床領域にて、革新的な診断・治療等、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進します。
臨床ゲノム情報統合データベース整備事業 ゲノム情報と疾患特異性や臨床特性等の関連を検証し、臨床及び研究に活用できる臨床情報と遺伝情報を統合的に扱うデータベースを整備するとともに、それを利活用した研究開発を一体的に推進します。
次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発 次世代治療・診断を実現するための課題を解決し、先制医療、個別化医療といった次世代治療・診断の実現を推進し、患者のQOL向上と医療費増加の抑制を目指す技術、研究開発を支援します。
未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業 高齢化の進展や新興国での医療需要の増大を受け、医療機器の世界市場は今後も拡大が見込まれることから、ロボット技術、再生医療、IT等を応用した日本発の革新的医療機器・システムの開発および実用化を支援します。

パンフレット

プロジェクトの詳細は以下のパンフレットをご覧ください。

 
ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト

ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト各事業に関する問い合わせ

次世代がん医療創生研究事業

戦略推進部 がん研究課
Tel:03-6870-2221 E-mail:jisedaigan”AT”amed.go.jp

革新的がん医療実用化研究事業

戦略推進部 がん研究課
Tel:03-6870-2221 E-mail:kakushingan”AT”amed.go.jp

未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業

産学連携部 医療機器研究課
Tel:03-6870-2213 E-mail:miraiiryou”AT”amed.go.jp

臨床ゲノム情報統合データベース整備事業

基盤研究事業部 バイオバンク課
Tel:03-6870-2228 E-mail:kiban-kenkyu”AT”amed.go.jp

次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発

創薬戦略部 医薬品研究課
Tel:03-6870-2219 E-mail:jisedai-med“AT”amed.go.jp
※Emailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

最終更新日 平成30年1月31日