臨床研究・治験推進研究事業における令和7年度終了課題 事後評価結果について

1.事後評価の目的

研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的とする。

2.評価概要

令和7年度に終了した13課題に対して、事後評価を行った。研究班から提出された事後評価報告書について、書面審査を行い、課題評価委員会において総合評価を決定した。

事後評価委員会

書面審査:令和8年6月5日(金)~令和8年7月3日(金)
課題評価委員会:令和8年7月17日(金)
課題評価委員:課題評価委員一覧

3.評価項目

審査の評価項目は、次のとおり。(臨床研究・治験推進研究事業における研究開発課題評価実施要綱より抜粋)

1.研究開発達成状況

  • 研究開発に対する達成状況はどうか

2.研究開発成果

  • 当初計画していた成果が着実に得られたか
  • 成果は医療分野の進展に資するものであるか
  • 成果は新技術の創出に資するものであるか
  • 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
  • 必要な知的財産の確保がなされたか

3.実施体制

  • 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • 十分な連携体制が構築されていたか

4.今後の見通し

  • 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか

5.事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目

  • 成果の企業への導出や実用化につながることが見込まれるか
  • 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
  • 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか

6.総合評価

  • 実施要綱に定める10段階評価により、上記1.~5.を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

4.評価結果一覧

令和7年度終了課題

※課題管理番号順

研究開発課題名 研究開発代表者名 所属機関 部署・役職 事後評価報告書
患者レジストリJapan PH Registryを利活用した肺動脈性肺高血圧症に対する抗IL-6受容体抗体適応拡大のための医師主導治験 田村 雄一 国際医療福祉大学 国際医療福祉大学三田病院 教授 事後評価報告書
ロメリジン塩酸塩によるCADASIL患者に対する脳虚血イベント再発抑制 尾原 知行 京都府立医科大学 大学院医学研究科 講師 事後評価報告書
膵がん早期発見・精密治療方針決定を実現する新規放射性抗体医薬を用いた超音波内視鏡ガイド投与による革新的PET画像診断の第I相医師主導治験 上野 誠 構神奈川県立がんセンター 消化器内科 部長 事後評価報告書
悪性胸膜中皮腫を対象した核酸医薬の反復投与の医師主導治験 田原 栄俊 広島大学 大学院医系科学研究科 副学長(産学連携担当)・教授 事後評価報告書
経口セマグルチドのパーキンソン病に対する有効性検証および用量探索試験 木村 康義 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 事後評価報告書
原発性眼内悪性リンパ腫に対するブルトンキナーゼ阻害剤による医師主導による第Ⅱ相二重盲検比較試験 田岡 和城 東京大学 医学部附属病院 特任准教授 事後評価報告書
切除可能な高頻度マイクロサテライト不安定性結腸直腸癌に対して免疫チェックポイント阻害薬を用いた根治治療の有効性・安全性を検討する研究 坂東 英明 国立がん研究センター 東病院 消化管内科 医長 事後評価報告書
子宮内膜異型増殖症・子宮体癌妊孕性温存療法に対するメトホルミンの適応拡大にむけた多施設共同医師主導治験 三橋 暁 千葉大学 大学院医学研究院 特任教授 事後評価報告書
シスプラチン誘発性腎障害に対するシスプラチン代謝関連酵素阻害剤の有効性及び安全性を検証する特定臨床研究 佐谷 秀行 藤田医科大学 がん医療研究センター センター長 事後評価報告書
脊髄小脳変性症に対するヘテロ核酸を用いた第1相医師主導治験プロトコールの研究開発 石川 欽也 東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 教授 事後評価報告書
原発性、二次性骨髄線維症に対する線維化改善薬の研究開発 下田 和哉 宮崎大学 医学部 教授 事後評価報告書
BRAF V600E変異型切除可能大腸癌遠隔転移に対する個別化周術期治療の医師主導治験の実施 小林 信 国立がん研究センター 東病院 医長 事後評価報告書
小児・AYA世代に好発する悪性腫瘍に対するシスプラチン投与による内耳毒性を軽減するチオ硫酸ナトリウムの第2相試験 檜山 英三 広島大学 自然科学研究支援開発センター 特任教授 事後評価報告書

総評

今回の事後評価の対象である13課題は、課題評価委員会において、全ての課題が「総合的に計画した成果が得られた」と評価された。
事後評価結果と評価委員より出された意見については、研究開発代表者にフィードバックした。

最終更新日 令和8年8月18日