拠点研究事業課 革新的医療シーズ実用化研究事業 平成30年度中間評価

革新的医療シーズ実用化研究事業の以下の公募研究開発課題における中間評価結果を公表します。
【臨床研究中核病院を活用する革新的医療シーズの実用化に関する研究】

1.事後評価の目的

中間評価は、研究開発課題等について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や研究開発課題の中断・中止を含めた研究開発計画の見直しの要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として実施します。

革新的医療シーズ実用化研究事業(以下、本事業)では、課題評価委員会を以下の日程で開催し、本事業における中間評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に中間評価を実施しました。

2.課題評価委員会

開催日:平成30年8月8日
平成31年1月30日(臨時)

評価委員については以下のPDFファイルをご覧ください。

3.事後評価対象課題

4.評価項目

  • 研究開発達成状況
  • 研究開発成果
  • 研究開発実施と支援の体制
  • 今後の見通し
  • 総合的に勘案すべき項目
  • 総合評価

5.総評

本事業では、臨床研究中核病院の機能を最大限に活用することで、革新的医療技術創出拠点において発掘・育成がなされた革新的なアカデミア発シーズ等をいち早く実用化に繋げ、それらを国民への利益として広く還元することを目指しています。

平成31年度末に終了予定となっている11課題について中間評価を行いました。課題評価委員会による評価の結果、10課題については概ね期待通りの進捗であり継続可と評価されました。1課題については試験物の品質が安定しておらず、最終製品の規格設定と安定性試験のやり直しが必要と判断され、期間内の治験終了の可能性が低いと評価されたため、本事業での支援は本年度で終了することになりました。
また、継続可となった課題のうち1課題について臨時の中間評価を行い、第Ⅱ相試験は本年度内に終了の目処が立ったものの、その結果から第Ⅲ相試験に進むことは困難であると判断されたため、第Ⅱ相試験の完了をもって本年度で本事業での支援は終了すべきと課題評価委員会により評価されました。
なお、以上2件の中止課題については、中間評価の結果を事後評価の結果として取り扱うことを本評価委員会において確認しました。

最終更新日 令和4年9月12日