再生医療研究開発課 再生医療実用化研究事業における令和元年度課題評価結果(中間)について
令和2年2月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
戦略推進部再生医療研究課
令和元年度「再生医療実用化研究事業」の中間評価結果を公表します。
1.中間評価の趣旨
中間評価は、各課題等の情勢の変化や研究開発の進捗状況等から、各課題等の推進に当たって必要な場合には、中断・中止を含めた研究開発計画の見直し等を行うことにより、今後の研究開発及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。
再生医療実用化研究事業では、本事業における中間評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に課題評価委員会において中間評価を実施しました。
2.中間評価対象課題
平成元年度 中間評価対象課題(2課題)
開始 年度 |
終了 年度 |
研究開発代表者 | 研究開発機関名 | 研究開発課題名 |
---|---|---|---|---|
H29 | R3 | 中谷 知右 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 | 効率的な再生医療の提供に資する課題解決のための研究 |
H30 | R2 | 亀井 直輔 | 広島大学 | 磁気ターゲティングによる関節軟骨再生の実用化に関する研究 |
H30 | R2 | 清水 則夫 | 東京医科歯科大学 | 医療として提供される再生医療等の微生物安全性確保に関する研究 |
3.課題評価委員会
令和2年1月20日
評価委員については以下のPDFファイルをご覧ください。
評価委員一覧
4.評価項目
1.研究開発進捗状況について
・研究開発計画に対する進捗状況はどうか
2.研究開発成果について
・成果は医療分野の進展に資するものであるか
・成果は新技術の創出に資するものであるか
・成果は社会的ニーズに対応するものであるか
・必要な知的財産の確保がなされているか
・専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られているか
3.実施体制
・研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
・民間企業との連携体制が構築されているか(無い場合は民間企業との連携計画が適当か)
・生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっているか
・若手研究者のキャリアパス支援が図られているか
4.今後の見通し
・今後研究を進めていく上で問題点はないか。問題点がある場合は、研究内容等の変更が必要か
・今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
5.RS戦略相談の活用
・PMDAが行うRS戦略相談を活用しており、適切に研究計画に反映しているか
6.総合評価
・上記1.~5.を勘案しつつこれらと別に10段階評価により評点を付し、総合評価をする。
・研究開発計画に対する進捗状況はどうか
2.研究開発成果について
・成果は医療分野の進展に資するものであるか
・成果は新技術の創出に資するものであるか
・成果は社会的ニーズに対応するものであるか
・必要な知的財産の確保がなされているか
・専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られているか
3.実施体制
・研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
・民間企業との連携体制が構築されているか(無い場合は民間企業との連携計画が適当か)
・生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守した計画となっているか
・若手研究者のキャリアパス支援が図られているか
4.今後の見通し
・今後研究を進めていく上で問題点はないか。問題点がある場合は、研究内容等の変更が必要か
・今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
5.RS戦略相談の活用
・PMDAが行うRS戦略相談を活用しており、適切に研究計画に反映しているか
6.総合評価
・上記1.~5.を勘案しつつこれらと別に10段階評価により評点を付し、総合評価をする。
5.総評
本事業では、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく臨床研究を実施すること、企業等の協力を得ながらプロトコールを組み医師主導治験を実施すること等を目標とし、再生医療の早期実用化を目指しています。
中間評価では、対象3課題の進捗が確認され、2課題については概ね計画通り、または進捗の遅れは認められるものの対応可能であると評価されました。残りの1課題については、進捗に遅れが認められ、研究開発計画の見直し等を行うことが決定されました。
最終更新日 令和2年2月20日