再生医療実現プロジェクト iPS細胞等臨床研究推進モデル事業
基本情報
分野 | 再生医療 |
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開発フェーズ | 該当なし |
お問い合わせ先 |
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概要
iPS細胞等臨床研究推進モデル事業は、特にiPS細胞等の高度な技術を要する、再生医療等安全性確保法に基づく臨床研究の支援・受け入れに対応できる「iPS細胞等臨床研究推進モデル病院」を選定し、当該医療機関において、臨床研究の支援・受け入れ、細胞培養加工支援、規制対応等を行うための必要経費を措置します。また、実際に臨床研究受け入れに向けたサポートを行いながら、臨床研究受け入れに必要な体制や設備等に関する検討結果をとりまとめ、この知見を他医療機関にフィードバックすることで、再生医療の臨床研究を広く普及させることを目指します。
公募情報
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平成28年11月18日平成28年度 「iPS細胞等臨床研究推進モデル事業」の採択課題について
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平成28年6月23日 終了平成28年度 「iPS細胞等臨床研究推進モデル事業」に係る公募について
ニュース
AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2024(令和6)年 成果情報一覧をご覧ください。
実施機関
課題名 | 再生医療等臨床研究推進拠点病院の確立 |
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代表機関(iPS細胞等臨床研究推進モデル病院) | 国立大学法人大阪大学 大阪大学医学部附属病院 |
代表者(役職・氏名) | 病院長 野口 眞三郎 |
分担機関(iPS細胞等臨床研究推進モデル病院分担機関) | 学校法人順天堂 順天堂大学 |
概要 | 2006年に初めてiPS細胞の存在が報告されてからおよそ10年が経過し、いよいよiPS細胞を用いた様々な臨床研究の実施が可能となる状況が整いつつあります。大阪大学医学部附属病院では、かねてより、京都大学iPS細胞研究所や理化学研究所の協力の下、iPS細胞を含む再生医療技術の実用化に取り組んできており、心臓、角膜疾患に関しては臨床研究の実施を1~2年以内に控える状況となっています。よって、本事業では、再生医療等臨床研究の率先的な受け入れや共同での臨床研究の実施に必要な病院の施設・体制整備を行い、iPS細胞を含む再生医療等臨床研究を推進するためのモデル病院となることを目指します。今後、iPS細胞臨床研究の実施が、本事業により加速化することで、世界をリードする日本の再生医療の飛躍的な進展が期待できると考えています。 |
実施予定期間 |
平成28年度 |
課題名 | iPS細胞等臨床研究推進モデル病院の構築 |
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代表機関(iPS細胞等臨床研究推進モデル病院) | 学校法人慶應義塾 慶應義塾大学病院 |
代表者(役職・氏名) | 病院長 竹内 勤 |
分担機関(iPS細胞等臨床研究推進モデル病院分担機関) | 国立大学法人東京医科歯科大学 公立大学法人横浜市立大学 |
概要 | iPS細胞を用いた再生医療は、これまで不可能といわれてきた難治性疾患の根治を目指す革新的な医療技術であり、国家戦略プロジェクトとして多くのシーズが臨床研究の実現に向けて支援を受けてきました。しかし、臨床研究を行うためには、特定認定再生医療等委員会における審査、細胞調製室の整備、実施・支援体制の構築などの課題があり、実施施設が個別で対応するのは、かなりの時間と労力を要します。本事業では、再生医療等安全性確保法に基づきiPS細胞等臨床研究の支援・受け入れに対応できる「iPS細胞等臨床研究推進モデル病院」を慶應義塾大学、東京医科歯科大学、横浜市立大学が連携して構築し、日本で計画されている再生医療臨床研究の支援・受け入れ、細胞培養加工支援、規制対応等を行います。本事業により「iPS細胞等臨床研究推進モデル病院」が整備されれば、幅広いシーズに対応できる再生医療臨床研究のためのプラットホームが構築されるため、これらのシーズを受け入れ、支援することが可能となります。その結果、多領域におけるiPS細胞等を用いた再生医療臨床研究の加速、質の向上に寄与できるものと考えています。 |
実施予定期間 |
平成28年度 |
(代表機関名・五十音順)
研究成果報告書
研究成果報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。
評価・運営体制
- プログラムスーパーバイザー(PS)
- 中村 耕三 東京大学 名誉教授
- プログラムオフィサー(PO)
- 片倉 健男 国立医薬品食品衛生研究所 薬品部 客員研究員
最終更新日 平成29年9月29日