医薬品研究開発課 先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業 令和3年度事後評価結果
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令和4年12月28日 研究開発成果の事後評価報告書をアップロードしました。
先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業における令和3年度事後評価結果を公表します。
事後評価の目的
先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業(以下、「本事業」といいます。)は、我が国のバイオ医薬品の国際競争力を強化するため、バイオ医薬品の創出に関する基盤技術を開発するとともに、それら要素技術の組合せ、最適化によるバイオ医薬品等に関する強固な技術基盤を形成し、企業導出を目指しております。
本事業では、事業開始3年目にあたる令和3年度に、「次世代技術に関する萌芽的研究開発課題」について、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として、研究開発課題別に書面審査及びヒアリング審査を実施し、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにしました。
課題評価委員会
開催日:令和3年11月11日
課題評価委員
評価項目
書面審査及びヒアリング審査の評価項目は、次のとおりとした。
- 研究開発達成状況
- 研究開発計画に対する達成状況はどうか
- 研究開発成果
- 予定していた成果が着実に得られたか
- 成果は医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされたか
- 実施体制
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
- 十分な連携体制が構築されていたか
- 今後の見通し
- 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
- 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
- 企業導出を達成したか、近いうちに達成可能か
- 企業が活用可能な戦略的特許を出願し、登録に至ったか。あるいはノウハウを獲得したか
- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
- 若手研究者のキャリアパス支援が図られていたか
- 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか
- 総合評価
- 1~5を勘案しつつ総合評価をする。
事後評価対象課題及び評価結果
次世代技術に関する萌芽的研究開発課題
採択 年度(平成) |
終了 年度(令和) |
研究開発課題名 | 代表機関名 | 役職 | 研究開発代表者 | 事後評価報告書 (研究開発成果) |
---|---|---|---|---|---|---|
31 | 3 | 高性能中分子医薬のスマートデザイン基盤技術開発 | 国立大学法人東京工業大学 | 助教 | 門之園 哲哉 | |
31 | 3 | iCAR/TCRハイブリッドT細胞を用いた次世代型がん免疫療法の創出 | 国立大学法人富山大学 | 助教 | 小林 栄治 | ダウンロード |
31 | 3 | 二重特異性を有する完全ヒト抗体の迅速取得とそのシームレスな最適化 | 国立大学法人東京大学 | 特任研究員 | 瀬尾 秀宗 | |
31 | 3 | ゲノムを標的とし転写調節可能な新奇人工核酸搭載核酸医薬の開発研究 | 国立大学法人九州大学 | 准教授 | 谷口 陽祐 | ダウンロード |
31 | 3 | 遺伝子治療ならびにゲノム編集に適した新規ウイルスベクターの開発 | 学校法人埼玉医科大学 | 教授 | 三谷 幸之介 | ダウンロード |
31 | 3 | 生細胞内セントラルドグマ分子の光操作 | 国立大学法人東京工業大学 | 教授 | 湯浅 英哉 | ダウンロード |
※「次世代技術に関する萌芽的研究開発課題」については、公募要領にて「著しい進展が認められた課題については、さらに2年間の研究実施期間の延長が認められる場合があります」とされていることから、課題評価委員会にて研究期間の延長に係る審査も行いました。審査結果を踏まえ、研究期間の延長が決定した課題については、事後評価結果を中間評価結果として取り扱い、中間評価報告書を掲載しています。
掲載日 令和3年12月3日
最終更新日 令和4年12月28日