医薬品研究開発課 次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業 (糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業)事後評価結果 (令和2年度終了課題)
次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業 (糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業)事後評価結果 (令和2年度終了課題)を公表します。
事後評価の目的
研究開発課題等について、実施状況、成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的とする。
課題評価委員会
開催日:令和3年4月13日(火)、14日(水)
課題評価委員
評価項目
- 研究開発達成状況
- 研究開発計画に対する達成状況はどうか
- 研究開発成果
- 予定していた成果が着実に得られたか
- 成果は医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされたか
- 実施体制
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
- 十分な連携体制が構築されていたか
- 今後の見通し
- 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
- 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
- 研究開発成果の実用化を進める上で障害となる課題を解決できているか
- 研究開発成果の実用化を進める上で必要な条件を整えられているか
- 国際的にも競争力がある技術であるか
- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
- 総合評価
- 上記1~5を勘案して総合評価する
対象課題及び評価結果一覧
開始年度 | 終了年度 | 研究開発課題名 | 研究開発 代表者名 |
所属機関名・役職 | 事後報告書 (研究開発成果) | 事後評価 報告書 |
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研究開発提案①:極微量の糖鎖変化を検出・検証するための技術開発、糖鎖標的を精密に構造解析するための技術開発 | ||||||
平成28 | 令和2 | 我が国の技術の強みと密接な医工連携体制を活かした標的分子探索・検証のための多角的糖鎖解析システムの構築 | 坂元 亨宇 | 慶應義塾大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
研究開発提案②:糖鎖標的を製造するための技術開発、糖鎖標的に対する捕捉分子作成のための技術開発、発見された糖鎖標的の創薬意義の解明 | ||||||
平成28 | 令和2 | 多様なグライコプロテオームおよび捕捉分子作製技術開発とその創薬への応用 | 入村 達郎 | 順天堂大学・特任教授 | ダウンロード | ダウンロード |
技術開発提案A:先端的な要素技術の開発と本事業への活用 | ||||||
平成28 | 令和2 | 糖鎖分子による自然免疫受容体制御を介した免疫・骨代謝異常治療法の開発 | 岩倉 洋一郎 | 東京理科大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | Erexim法と超臨界流体クロマトグラフ質量分析による高速高分解能糖鎖構造一斉定量法の開発 | 植田 幸嗣 | がん研究会・プロジ ェクトリーダー |
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平成28 | 令和2 | 糖鎖構造の可変を可能にする糖タンパク質の精密半化学合成とその品質分析技術の開発 | 梶原 康宏 | 大阪大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | 世界初の抗糖鎖抗体医薬の開発に向けた革新的抗糖鎖モノクローナル抗体作製技術の確立 | 川島 博人 | 千葉大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | 認知症の増悪に関わる脳アミロイドアンギオパチー:モデル動物を駆使した糖鎖標的の創薬意義の解明 | 北爪 しのぶ | 福島県立医科大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | 高感度・高特異性改変レクチン開発によるGAG鎖およびO GlcNAc修飾を標的とした創薬探索技術の確立 | 山本 一夫 | 東京大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
技術開発提案B:先端的な要素技術の開発と本事業への活用(若手育成枠) | ||||||
平成28 | 令和2 | 超高効率濃縮法に基づくCEーLIFーMS微量糖鎖分析システムの開発 | 川井 隆之 | 理化学研究所・客員研究員 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | 糖鎖の超高感度検出を目的とした新規糖アナログの開発 | 木塚 康彦 | 岐阜大学・准教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | 高感受性フコシル化TRAIL受容体を標的とした新たな癌治療戦略の開発 | 森脇 健太 | 東邦大学 准教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成28 | 令和2 | NMRと計算科学の統合による糖鎖の3次元構造ダイナミクスの体系的評価法の開発 | 矢木 宏和 | 名古屋市立大学・講師 | ダウンロード | ダウンロード |
糖鎖標的等の創薬研究(2次公募) | ||||||
平成30 | 令和2 | 糖鎖抗原を創薬ターゲットとする病原性抗酸菌感染症予防および治療法の開発 | 岩渕 和久 | 順天堂大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成30 | 令和2 | ポリシアル酸認識機構を基盤とする精神疾患と癌の診断・治療の技術革新研究 | 佐藤 ちひろ | 名古屋大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
平成30 | 令和2 | ケラタン硫酸二糖とそのアナログによるCOPD治療効果に関する研究 | 谷口 直之 | 大阪府立病院機構大阪国際がんセンター・部長 | ダウンロード | ダウンロード |
平成30 | 令和2 | 新しい糖鎖創薬の標的・HEG1に対する抗体医薬の開発 | 辻 祥太郎 | 神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター・主任研究員 | ダウンロード | ダウンロード |
平成30 | 令和2 | ラミニン結合性機能糖鎖を応用した筋ジストロフィー治療薬の開発 | 萬谷 博 | 東京都健康長寿医療センター・研究副部長 | ダウンロード | ダウンロード |
平成30 | 令和2 | IgSF膜タンパク質の糖鎖の構造、機能解析と、がんにおける治療標的の確立 | 村上 善則 | 東京大学・教授 | ダウンロード | ダウンロード |
(研究開発代表者は、公募研究開発課題ごとに五十音順、敬称略)
最終更新日 令和3年8月12日