医薬品研究開発課 BINDSインシリコユニットにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連研究について
AMEDは、創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(BINDS)のインシリコユニットのプラットフォームを活用し、「新規治療薬候補を迅速に探索―既存薬ライブラリーを用いたインシリコスクリーニング」を基本方針に、以下のグループによる新型コロナウイルス感染症関連の研究開発を支援しています。
- 【研究開発の内容】
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- (1)産業総合研究所 広川貴次教授のグループ
- 複数のウィルス加水分解酵素(プロテアーゼ)やRNAポリメラーゼの構造を基にホモロジーモデルを作成し、化合物DBの情報を利用したバーチャルスクリーニングを実施。
- (2)東京工業大学 関嶋 政和准教授のグループ
- PDBに公開されたコロナウイルスのX線結晶解析データ(PDB:6LU7)をベースにして、SARS, MERSの加水分解酵素(Mpro)と合わせて複数の抗HIV薬や上記(1)のバーチャルスクリーニングで有望とみなされた既存薬についてMM計算、MD計算を行う。

関連リンク
- (参考資料)新型コロナウイルス(COVID-19)の研究開発について
- 新型コロナウイルス感染症対策本部(第8回 令和2年2月13日開催)資料(首相官邸ホームページ)より抜粋
- (参考)BINDS事業における「新型コロナウイルスに関する取り組み」
- インシリコユニットによるSARS-CoV-2のタンパク質立体構造予測、プラットフォーム機能最適化ユニットによるSARS-CoV-2の情報収集の結果が確認できます。
掲載日 令和2年3月17日
最終更新日 令和2年3月17日