再生医療研究開発課 再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生・細胞医療・遺伝子治療産業化促進事業)における事後評価結果(令和5年度終了課題)について

「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生・細胞医療・遺伝子治療産業化促進事業)」における令和5年度終了課題の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。
再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生・細胞医療・遺伝子治療産業化促進事業)において、本事業における事後評価の評価項目に沿って、課題評価委員会において書面審査およびヒアリング審査による事後評価を実施しました。

2.事後評価対象課題

事後評価対象は4課題で、令和3年度に採択され、令和5年度末に3年間の研究開発期間が終了したものです。

研究開発課題名 研究代表機関 研究開発
代表者
役職
パーキンソン病の新たな遺伝子治療に関する研究開発 株式会社遺伝子治療研究所 手嶋 剛 取締役 研究開発部長
活性化MSCの歯周病適応再生医療等製品へのrepositioningに関する開発 Adipo Medical Technology株式会社 大倉 華雪 代表取締役社長
非ウイルス遺伝子改変CAR-T細胞の薬事承認の実現に向けた産学連携製造拠点の整備と企業治験体制の構築 株式会社A-SEEDS 柳生 茂希 代表取締役
遺伝性網膜疾患に対する遺伝子治療薬の製造方法と臨床エンドポイントの研究開発 株式会社レストアビジョン 堅田 侑作 代表取締役 CEO

(課題管理番号順)

3.課題評価委員会

書面評価:令和6年10月24日~11月21日
評価委員会:令和6年12月23日、12月24日

4.評価項目

  1. 研究開発達成状況
  2. 研究開発成果
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

5.総評

本事業は、再生医療等製品の産業化を目的として、開発の主体となる企業(ベンチャー企業を含む。)の研究開発を支援する補助事業(最長3年間、全体の3分の2をAMEDが負担、3分の1を企業が負担)です。薬事規制に沿った非臨床安全性試験や品質確立、製造方法の確立等、国内又は国外での企業治験に進むために必要な研究開発を支援しています。これにより、当該再生医療等製品シーズの価値を高めて、将来的にはベンチャー・キャピタル等からの資金調達や他の製薬企業等への導出を促進すると共に、当該再生医療等製品の普及に必要となるサプライチェーンの構築を促進することを目指しています。
今回対象の4課題について、「良い」または「やや良い」と評価され、何れの課題も今後の展開や継続した検討に期待したいと評価されました。

最終更新日 令和7年3月10日