遺伝子治療研究開発課 再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(遺伝子治療製造技術開発)における令和6年度事後評価結果について

令和6年度「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(遺伝子治療製造技術開発)」の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。
再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(遺伝子治療製造技術開発)において、本事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に課題評価委員会において書面審査およびヒアリング審査による事後評価を実施しました。

2.事後評価対象課題

遺伝子・細胞治療用ベクター新規大量製造技術開発研究開発
研究開発課題名 研究開発代表者 代表研究開発機関 役職
遺伝子・細胞治療用ベクターのプラットフォーム製造技術開発 大政 健史 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 プロジェクトリーダー
 
遺伝子・細胞先端的技術研究開発
研究開発課題名 研究開発代表者 代表研究開発機関 役職
安全性の高い遺伝子・細胞治療を実現するステルス型RNAベクター技術の確立 中西 真人 ときわバイオ株式会社 代表取締役社長
高品質遺伝子治療ベクター製造法の確立に向けた戦略的技術基盤 岡田 尚巳 東京大学 教授
日本発の遺伝子改変T細胞の実用化を促進するための、霊長類モデルを用いた安全性評価系の基盤整備 中沢 洋三 信州大学 教授
AAVベクター遺伝子治療/ゲノム編集治療/CAR-T療法に関する研究開発 小澤 敬也 自治医科大学 客員教授
日本発がん治療用ウイルス開発の革新技術研究拠点 藤堂 具紀 東京大学 教授
(課題番号順)

3. 課題評価委員会

書面評価:令和7年1月8日~28日
評価委員会:令和7年2月4日、21日

課題評価委員会委員名簿 PDF

4.評価項目

事後評価項目

  1. 研究開発達成状況
  2. 研究開発成果
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

5.総評

本事業は、経済産業省の財源で行われる再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業のうち、遺伝子治療製造技術開発を支援する事業です。
開発期間6年(平成30年度~令和5年度)の6課題について、各課題の当初目標が達成されており、各研究開発課題は、「やや良い(計画した成果と同程度の成果が得られた部分もあるが、下回る成果の部分もあった)」、「良い(計画した成果が得られた)」、「優れている(計画した成果をやや上回る成果が得られた)」と評価されました。今後、遺伝子治療技術における産業化基盤の構築に貢献が期待されます。

最終更新日 令和7年4月21日