医療技術研究開発課 令和2年度「成育疾患克服等総合研究事業」事後評価結果について

令和2年度成育疾患克服等総合研究事業における事後評価結果を公表します。

1.事後評価の趣旨

事後評価は、研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。

2.事後評価委員

氏名 所属・役職
〇緒方 勤 浜松市医療公社浜松医療センター 常務理事・浜松医療センター院長補佐
掛江 直子 国立成育医療研究センター 生命倫理研究室 室長
佐藤 督 神戸大学大学院医学研究科 客員教授
第一三共株式会社  研究開発シニアエグゼクティブアドバイザー
デンカ生研株式会社 常務・G47Δユニット長
新谷 歩 大阪市立大学大学院医学研究科医療統計学 教授
武谷 雄二 医療法人社団レニア会 理事長
仁科 博史 東京医科歯科大学難治疾患研究所 所長・教授
堀内 成子 聖路加国際大学 学長
森川 和彦 東京都立小児総合医療センター臨床研究支援センター 医長
〇成育疾患克服等総合研究事業 評価委員長
(敬称略 五十音順)

3.事後評価対象課題

研究開発代表者 所属機関 職名 研究開発課題名
木村 正 大阪大学 教授 シート型ワイヤレス子宮筋電センサを用いた、早産および常位胎盤早期剥離の早期・鑑別診断法の開発 ~新生児脳障害の減少を目指して~
立花 良之 国立成育医療研究センター 診療部長 周産期メンタルヘルスの改善に向けた予防的治療介入法の開発 -産婦自殺・母子心中をゼロにする地域母子保健システムの確立—
永光 信一郎 久留米大学 准教授 思春期健診およびモバイルテクノロジーによる思春期のヘルスプロモーション
松浦 伸也 広島大学 教授 モザイク型21トリソミーの発症機序の解明
(敬称略 五十音順)

4.評価項目

  1. 研究開発達成状況
  2. 研究開発成果
  3. 実施体制
  4. 今後の見通し
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  6. 総合評価

5.総評

本研究事業では、受精・妊娠から胎児期、新生児期、乳幼児期、学童期、思春期、性成熟期、生殖期それぞれのライフステージと、次の世代を創出し育成する一連のサイクルである「成育サイクル」の観点での健康課題克服に向け、生涯にわたる健康の礎をなす妊娠期、小児期の心身の健康課題や、近年の社会及び家庭環境の変化等により急激に増加し多様化している課題の解決を目標とし、病態の解明と予防および治療のための研究開発とその実用化を推進します。
今回の事後評価の対象となった4課題のうち3課題は、総合的に計画した又は計画をやや上回る進捗/成果が得られたと評価された。一方で、1課題は、計画どおりの部分もあるが、やや下回る部分もあったと評価された。

最終更新日 令和3年9月10日