疾患基礎研究課 新興・再興感染症研究基盤創生事業(BSL4拠点形成研究)における令和6年度課題評価結果について(中間評価)

令和6年度新興・再興感染症研究基盤創生事業(BSL4拠点形成研究)の中間評価結果を公表します。詳細は各項目をご覧ください。

1.中間評価の趣旨

中間評価は、研究開発課題について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や課題の中断・中止を含めた研究開発計画の見直しの要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として実施します。

2.中間評価委員会

開催日:令和7年1月17日

3.中間評価対象課題

開始年度 終了年度 研究開発代表者名 所属機関名 役職 研究開発課題名
2017 2026
永安 武
長崎大学 学長 「国際的に脅威となる一類感染症の研究及び高度安全実験施設 (BSL4)を活用する人材の育成」
※ 安全管理に資する調査研究は評価対象から除く
※ 評価対象期間:2021年8月1日~2024年9月30日

4.中間評価委員会

倉根一郎(国立感染症研究所 名誉所員)**副委員長
笹川千尋(千葉大学 真菌医学研究センター長)*委員長
鹿野真弓(東京理科大学 教授)
森川茂(国立感染症研究所 名誉所員)

           (五十音順、敬称略)

5.評価項目

  • 研究開発進捗状況
  • 研究開発成果
  • 実施体制
  • 今後の見通し
  • 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • 総合評価

6.評価要旨

国内及び海外の研究機関との連携も効果的に実施されており、フィロウイルス、クリミア・コンゴ出血熱ウイルス、アレナウイルスなどでの増殖機構や病態発現機構の解明に資する多くの研究成果が得られ、治療薬やワクチンのシーズも見出されている点、人材育成の基盤となるBSL4施設使用に際しての教育プログラムや病原体取扱い手順の習得のための実技訓練のマニュアルの策定等、BSL4施設の活用を図る上で有効な人材育成も適切に実施された点が高く評価されました。
以上のことから「優れている」と評価されました。

最終更新日 令和7年2月25日