疾患基礎研究課 免疫アレルギー疾患実用化研究事業における令和4年度 課題評価結果について

令和4年度「免疫アレルギー疾患実用化研究事業」の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び運営の改善に資することを目的として実施します。

免疫アレルギー疾患実用化研究事業(以下、本研究事業)では、評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査及び面接(ヒアリング)審査にて事後評価を実施しました。

2.事後評価委員会

開催日:令和5年8月1日

3.事後評価対象課題

4.事後評価委員

5.評価項目

  • 研究開発達成状況
  • 研究開発成果
  • 実施体制
  • 今後の見通し
  • 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • 総合評価

6.総評

本研究事業は、免疫アレルギー疾患の病態を解明するとともに、根治的治療法の確立に資することを目的としています。免疫アレルギー疾患の病因・病態の解明等に関する研究や、予防、診断及び(根治的)治療法に関する質の高い基礎的研究に立脚した「成果やシーズ」を着実に実用化プロセスに乗せて、新規創薬、医療技術、医療機器等の研究開発等を促進し、免疫アレルギー疾患罹患患者のQoLの維持・向上を目指します。

評価委員会では、昨年度終了した17課題を対象としました。総合評点の結果は、1課題が大変優れている、5課題が優れている、9課題が良い、1課題がやや良い、1課題が良いとも悪いともいえないと評価されました。
大変優れていると評価された課題としては、関節リウマチのゲノム個別化医療を対象とした課題があり、優れていると評価された課題としては、全身性エリテマトーデスに関する課題、新型コロナウイルス感染症での血管炎に関する課題、自己免疫性疾患の臓器病変局所におけるマルチオミックス解析に関する課題、COMMD3/8 複合体を基軸とした自己免疫疾患に関する課題、および関節リウマチにおける骨破壊治療法に関する課題がありました。

最終更新日 令和5年10月12日