疾患基礎研究課 慢性の痛み解明研究事業における平成28年度 課題評価結果について

平成28年度「慢性の痛み解明研究事業」の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業等の運営の改善に資することを目的として実施します。

慢性の痛み解明研究事業(以下、本研究事業)では、評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査にて事後評価を実施しました。

2.事後評価委員会

開催日:平成29年1月11日

3.事後評価対象課題

4.事後評価委員

5.評価項目

  • 研究開発進捗状況について
  • 研究開発成果について
  • 実施体制
  • 今後の見通し
  • その他、総合的に勘案すべき事項
  • 総合評価

6.総評

本事業は、原因が明らかでなく対応に苦慮する痛みや、適切な対応を行っているにもかかわらず残存する痛みを対象に、画期的治療法を開発する上での客観的指標に基づく介入群の設定あるいは治療法に資するシーズを発見することを目標としています。

評価委員会では、総じて各研究課題において、当初の計画通りの進捗状況であり、一定の成果が得られていると評価されました。なかでも、認知行動療法に関する医療職向けの教育コンテンツの開発、慢性疼痛に対する核酸医薬の開発、痛みの慢性化脳メカニズムの解明等の着実な成果が認められ、今後のさらなる進展が期待できるとされました。

最終更新日 平成30年8月9日