拠点研究事業課 橋渡し研究戦略的推進プログラム 令和元年度中間評価(シーズB、シーズC)

橋渡し研究戦略的推進プログラムにおける中間評価結果を公表します。

1.中間評価の目的

中間評価は、研究開発課題等について情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や研究開発課題の中断・中止を含めた研究開発計画の見直しの要否の確認等を行うことにより、研究開発運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として実施します。

橋渡し研究戦略的推進プログラム(以下、本プログラム)では、課題評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における中間評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に中間評価を実施しました。

2.課題評価委員会

開催日:
第1回:令和元年8月6日
第2回:令和2年5月14日

評価委員については以下のPDFファイルをご覧ください。

3.中間評価対象課題

4.評価項目

  • 研究開発進捗状況
  • 研究開発成果
  • 研究開発実施と支援の体制
  • 今後の見通し
  • 総合的に勘案すべき項目
  • 総合評価

5.総評

本プログラムでは、日本全体で橋渡し研究を推進する体制を強化・発展させ、日本発の革新的な医薬品・医療機器等をより多く持続的に創出することにより、世界一の健康長寿社会の実現に貢献することを目指し、橋渡し研究支援拠点(10機関)において、拠点機能の強化、シーズの育成、質の高い研究推進のためのネットワーク強化等の取組を実施しています。
令和2年度末に終了予定となっている12課題について中間評価を行いました(内訳数は、シーズB7課題、シーズC5課題)。評価結果について、11課題については概ね期待通りの進捗であり継続可と評価されました。1課題については毒性試験で認められた所見について十分な解釈が提示されず、研究期間中の非臨床POC取得の目処が立たないため、課題評価委員会により本事業での支援は本年度で終了とすべきと評価されました。なお、中止課題については、今回の中間評価の結果を事後評価の結果として取り扱うことを本評価委員会において確認しました。
平成30年度採択課題のシーズC1課題について、令和2年3月にPD・PS・POによる進捗ヒアリングにおいて継続の可否等を確認するため中間評価による審議が必要と判断され、書面審査及びヒアリングを実施しました。関連企業間、関連企業と治験責任医師間、治験責任医師と拠点の担当部署間等、治験関係者間での情報共有不足が指摘され、研究期間内の治験継続は困難であり継続不可とすべきと評価されました。この中間評価結果をもって、事後評価結果とすることを確認しました。評価結果の通知後、PS、PO により、管理体制の改善等、橋渡し研究支援拠点の担当者に対する適切な教育・指導が実施されました。

最終更新日 令和4年6月30日