再生医療研究開発課 【令和5年度実施・事後評価】『再生医療実現拠点ネットワークプログラム(幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラム)』における研究開発課題評価の結果について
令和5年11月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
再生医療研究開発課
令和5年度『再生医療実現拠点ネットワークプログラム(幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラム)』の事後評価結果を公表します。
1.事後評価の目的
事後評価は、各課題等の研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業等の運営の改善に資することを目的とします。
2.事後評価対象課題
事後評価対象は、令和2年度に採択され令和4年度末に研究開発期間が終了した全16課題です。 再生医療実現拠点ネットワークプログラム(幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラム)では、本事業における事後評価の評価項目に沿って16課題を対象に課題評価委員会による書面審査を実施しました。うち4課題においては書面審査後にヒアリング審査を実施し、評価結果を確定しました。
1.一般開始 年度 |
終了 年度 |
課題名 | 代表機関名 | 役職 | 研究開発 代表者名 |
事後評価報告書 (研究開発成果) |
事後評価 結果報告書 |
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R2 | R4 | 造血幹細胞成熟プログラムの理解と成熟誘導技術の創出 | 国立国際医療研究センター | プロジェクト長 | 田久保 圭誉 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 胸腺機能の再構成による多様な反応性を持つヒトT 細胞の再生 | 京都大学 | 教授 | 濱崎 洋子 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 心臓再生のカギとなるヒト心筋細胞増殖制御機構の解析と増殖の実現 | 東京大学 | 特任教授 | 山下 潤 | ダウンロード | ダウンロード |
(研究開発代表者 敬称略)
2.若手
開始 年度 |
終了 年度 |
課題名 | 代表機関名 | 役職 | 研究開発 代表者名 |
事後評価報告書 (研究開発成果) |
事後評価 結果報告書 |
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R2 | R4 | 幹細胞-免疫細胞間の相互作用を軸としたヒト骨格筋再生機構のモデル化 | 日本医科大学 | 講師 | 小池 博之 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | ヒトiPS 由来神経と生体吸収性素材による損傷神経の再生を促進する安全な医療材料開発 | 新潟大学 | 教授 | 芝田 晋介 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 階層的血管構造を有する3次元臓器の構築 | 横浜市立大学 | 助教 | 田所 友美 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 組織形成環境を制御するデザイナーニッチ細胞の開発 | 金沢大学 | 助教 | 戸田 聡 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | マウス胎内を利用したiPS 細胞由来腎前駆細胞からのヒト腎臓再生技術の開発 | 東京慈恵会医科大学 | 助教 | 山中 修一郎 | ダウンロード | ダウンロード |
(研究開発代表者 敬称略 五十音順)
3.国際共同研究
開始 年度 |
終了 年度 |
課題名 | 代表機関名 | 役職 | 研究開発 代表者名 |
事後評価報告書 (研究開発成果) |
事後評価 結果報告書 |
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R2 | R4 | In vitro における3 次元ヒト胚体軸形成モデルの確立 | 京都大学 | 特定拠点准教授 | Alev Cantas | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 体外製造血小板の臨床実装に向けた巨核球の改造産生 | 京都大学 | 教授 | 江藤 浩之 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 幹細胞とニッチの制御による血液幹細胞移植の効率化 | 熊本大学 | 特別招聘教授 | 滝澤 仁 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | マクロファージと幹細胞の動態制御メカニズムに基づく生体活性ナノクレイ-抗炎症性分極化誘導ゼラチン粒子複合体による骨再生誘導技術の開発 | 京都大学 | 教授 | 田畑 泰彦 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | パーキンソン病細胞移植治療でのヒト多能性幹細胞からのドパミン神経分化誘導時における非侵襲モニタリングシステムの構築 | 神戸市立医療センター | 部長 | 森實 飛鳥 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 造血幹細胞の医学への最新技術強化 | 東京大学 | 特任准教授 | 山崎 聡 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | ヒト肝細胞の自己複製、分化、移植能力を有する前駆細胞へのリプログラミング法の確立 | 京都大学 | 教授 | 遊佐 宏介 | ダウンロード | ダウンロード |
R2 | R4 | 精子幹細胞の運命可塑性を利用した移植効率向上の試み | 自然科学研究機構 | 教授 | 吉田 松生 | ダウンロード | ダウンロード |
(研究開発代表者 敬称略)
3.課題評価委員会
4.評価項目
①研究開発達成状況
上記①~⑤を勘案して総合評価をする。
- 研究開発計画に対する達成状況はどうか(開発終了時の達成目標は達成しているか)
- 予定していた成果または予定外ではあったが相当の成果が得られたか
- インパクトの高い国際学術雑誌への発表等、国際的競争力の高い優れた研究成果が得られたか
- 成果は、幹細胞・再生医学分野の発展および次世代の革新的な再生医療等の実現や幹細胞を用いた創薬応用に資するものであるか
- 異分野連携・国際性を有する研究については、それらが幹細胞・再生医学分野におけるイノベーション創出に資するものであったか
- 成果は医療分野の進展に資するものであるか
- 成果は新技術の創出に資するものであるか
- 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
- 必要な知的財産の確保がなされたか
- 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
- 十分な連携体制が構築されていたか
- 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
- 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
- 一般枠においては、若手研究者のキャリアパス支援が図られていたか
- 国際共同研究枠においては、日英共同研究によるパートナーシップの強化が図られ、シナジー効果による成果創出や若手研究者のキャリアパス支援がなされたか
- 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか
上記①~⑤を勘案して総合評価をする。
最終更新日 令和5年12月4日