ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(B-cure)(ゲノム医療実現推進プラットフォーム) AMEDゲノム制限共有データベース(AGD)

更新履歴

令和7年2月13日「AMEDゲノム制限共有データベース(AGD)」の本案内を改訂しました。
令和6年7月5日AMEDゲノム制限共有データベース(AGD)の運用主体が、NBDCからDBCLSに移管された(令和6年4月1日)ことに伴い、名称やリンク先を変更しました。
令和2年3月23日「AMEDゲノム制限共有データベース(AGD)の運用・各種手続き等について」(PDF)を改訂しました。

AMEDゲノム制限共有データベース(Amed Genome group sharing Database,以下、AGD)は、ゲノム医療研究におけるデータシェアリングを加速するための「制限共有」を実現し、制限共有データを効率的・効果的に運用するための公的データベースです。ヒトゲノムデータの公開データベース(NBDCヒトデータベース、JGA・DRA等)を運用する DBCLS・DDBJの協力の下、構築・運用しています。AGD収録データは一定期間経過後には、制限公開(JGA)又は非制限公開(DRA等)への移行を原則としております。

DBCLSの役割 登録・利用申請の受付け、登録データ審査および利用審査、AGD専用Webサイト運営(登録データ概要、ガイドライン等)
DDBJの役割 実際のデータベースの運用管理、技術支援
AMEDの役割 AGD全般に関する調整

#1 DBCLS:ライフサイエンス統合データベースセンター
#2 DDBJ:国立遺伝学研究所 DNA Data Bank of Japan

(参考資料)
NBDCヒトデータグループ共有ガイドライン

なお、AMEDでは、AMED との委託研究開発契約等に基づき実施される委託研究開発、補助事業その他 AMED が支援を行う事業によって創出、取得又は収集されたデータやそのデータを加工等することによって生み出されたデータに対して「AMED における研究開発データの取扱いに関する基本方針」を適用しております。 詳細につきましては、「AMED研究データ利活用に係るガイドライン」の最新版を参照ください。また、ゲノムデータに特化した内容は、同ガイドライン内末尾の「【ゲノム研究関連補足事項】」をも合わせて参照ください。

AGDに登録されている制限共有可能なデータ

AMEDゲノム制限共有データベース

(参考)
「制限公開データ」はNBDCヒトデータベースに登録されています。
「非制限公開データ」はNBDCヒトデータベースMGeNDに登録されています。
(注)NBDCヒトデータベースでは、AMEDデータシェアリングポリシーに基づかないデータも含まれています。

※ 非制限公開、制限公開、制限共有データとは?

(※正確な定義は「AMEDデータシェアリングポリシー」をご参照ください。)
  • 非制限公開データ:アクセスに制限なく誰でも利用可能。データは公的データベースに登録。
  • 制限公開データ:アクセス申請を承認された研究者が利用可能。データは公的データベースに登録。
  • 制限共有データ:アクセス申請を承認された研究者間で共有。データはAGDや自機関データベース等に登録。

問い合わせ先

AGDのデータを利用した共同研究等にご関心がある場合は、AMEDゲノム・データ研究開発課または各データを登録した研究者までお問い合わせください。

ゲノム・データ基盤事業部 ゲノム・データ研究開発課

TEL:03-6870-2228
E-mail:kiban-kenkyu”AT”amed.go.jp
※アドレスは”AT”の部分を@に変えてください。

AGD利活用手順

Ⅰ.制限共有データをAGDに登録する

データ登録手順

登録データについて

セキュリティガイドライン

1.事前相談

データの登録申請手続きについて、データ登録手順などを確認し、
ご不明な点があればDBCLSにご相談ください。

2.申請

  1. 申請者は、申請システム(https://gr-sharingdbs.ddbj.nig.ac.jp/nbdc/application/)から申請します。
  2. DBCLSに設置されたヒトデータ審査委員会が申請の審査をします。
  3. 審査承認後、DBCLSは申請者宛に承認通知、データ登録のためのSubmission ID、AGDへの登録手順の案内を送ります。

3.データ準備・登録

  1. 申請者は、登録するデータのメタデータを作成して、DDBJ指定の登録手順にしたがってアップロードします。
  2. 申請者は、登録するデータファイルを準備します。
  3. 申請者は、DDBJ指定の登録手順にしたがってデータファイルをアップロードします。
  4. DDBJにて、アップロードされたデータおよびメタデータを確認後、申請者にAGD管理用IDを通知します。
※後からデータの追加・データの削除も可能です。

Ⅱ.AGDの制限共有データを利用する

データ利用手順

セキュリティガイドライン

1.問い合わせ

  1. 利用希望者は、お問い合わせフォームに必要事項を記入してデータ提供者に送る。
  2. データ提供者は、データ利用を許可する場合は、お問い合わせフォームに署名して利用希望者に返却する。

2.利用環境確認・整備 利用希望者は、ガイドラインに従い、利用環境を確認する必要があります。

NBDCヒトデータグループ共有ガイドライン

3.申請

  1. 利用希望者は、申請システム(https://humandbs.dbcls.jp/data-submission)から申請します。
  2. DBCLSに設置されたヒトデータ審査委員会が申請の審査をします。
  3. DBCLSから利用希望者宛に承認通知とアクセス方法を送ります。

4.データ利用

データ利用希望者は、AGDファイルサーバー上の申請ID名のディレクトリーにアクセスいただき、申請時に登録した「データセット復号用公開鍵」とセットの「秘密鍵」を指定し、ファイルをダウンロードします。

Ⅲ.AGDの制限共有データを公開データに移行する

制限共有データは論文化等のタイミングで公開を原則とし、本格的データシェアリングを行い、ゲノム医療研究の発展への貢献が期待されます。AGDは、DBCLS・DDBJにより運用されているため、簡単な手続き("AGDからNBDCヒトデータベースへ移行"という手続き)で迅速な公開が可能です。公開を希望するAGD管理用IDをDBCLSまでお知らせください。

最終更新日 令和6年2月13日