ゲノム・データ研究開発課 「認知症対応型AI・IoTシステム研究推進事業」事後評価結果

「認知症対応型AI・IoTシステム研究推進事業」の事後評価結果を公表します。

1.事後評価の趣旨

事後評価は、課題等について研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的として実施します。

「認知症対応型AI・IoTシステム研究推進事業」について、本事業における事後評価の評価項目に沿って、令和2年度採択課題について、課題評価委員会において事後評価を実施しました。

2.評価項目

①研究開発達成状況
  • 研究開発計画に対する達成状況はどうか
②研究開発成果
  • 当初計画していた成果が着実に得られたか
  • 成果は医療分野の進展に資するものであるか
  • 成果は新技術の創出に資するものであるか
  • 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
  • 必要な知的財産の確保がなされたか
③実施体制
  • 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • 十分な連携体制が構築されていたか
④今後の見通し
  • 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか
⑤事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
  • 介護施設のみならず、医療機関及び在宅介護の研究フィールドが確保されたか
  • 研究者や事業者により別個区々のデータベースとならない共用のIoTデータ基盤を構築したか。また事業終了後は、一定の目的(介護分野の研究等)のために公開し、利用料等を原資としてデータベースを維持できる管理体制の見通しを立て、実現したか
  • 本研究における研究開発成果の事業化が見込まれる民間企業等が参画したか。また実用化・普及に向けたプロセスが実行されたか。さらに本システムを利活用することが想定される団体等がアドバイザリー等何らかの形で参画したか
  • いずれの研究フィールドにおいても普及可能なエコシステムについて検討したか
  • AMED及び他の政府機関が実施している研究開発プログラムと連携・協力し、認知証の予防からBPSDの予測までを一気通貫で研究開発を実施することにより、成果の最大化を目指したか
  • 成果を定量的に把握することが重要であることから、BPSDの発症をどの程度予防でき、その結果BPSDの減少により介護負担が何%削減できるのかをそれぞれ定量的に示し、それを実現したか
  • 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
  • 若手研究者のキャリアパス支援が図られていたか
  • 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか
⑥総合評価
  • 10段階評価により、①~⑤を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

3.課題評価委員会

書面審査:令和5年11月17日(金)~12月5日(火)
ヒアリング審査・課題評価委員会:令和5年12月15日(金)

4.課題評価委員

5.対象課題及び事後評価結果一覧

「評価結果」欄のPDFアイコンをクリックすると報告書が表示されます。

研究開発課題名 研究開発
代表者
所属機関 役職 評価結果
BPSD予測・予防により介護負担を軽減する認知症対応型AI・IoTサービスの開発と実装 山口 晴保 社会福祉法人浴風会 認知症介護研究・研修東京センター センター長 ダウンロード
(以上 敬称略)

最終更新日 令和6年1月22日