ゲノム・データ研究開発課 ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム
事業概要
「ゲノム研究プラットフォーム利活用システム」とは
「ゲノム研究プラットフォーム利活用システム」は、ゲノム医療実現に向けた研究の推進のため、バイオバンク横断的な試料・情報の利活用促進環境を整備し、オールジャパンのプラットフォームを構築する事業です。3大バイオバンク(BBJ、東北メディカル・メガバンク、NCBN)を中心に、それらを補完する特色を持った中核的な大学病院等の診療機関併設バイオバンクのネットワーク化を実現し、試料・情報の横断的な検索及び標準的かつ効率的な利用手続きを可能とすることにより、研究基盤としての利活用環境を整備します。これらの取組により、研究の性質や規模に合わせた適切な試料・情報の利活用を可能とし、ゲノム医療研究の推進加速に貢献します。
- 3大バイオバンク及び中核的な大学病院等の診療機関併設バイオバンクの試料・情報の横断的な検索を可能とする「バイオバンク横断検索システム」の開発と運用、及び試料管理情報等の標準化等による「バイオバンク横断検索システム」の高度化
- バイオバンクの倫理的・法的・社会的対応を考慮した「バイオバンク運用ハンドブック」の作成と活用事例の取りまとめ
- 研究者と3大バイオバンク及び中核的な大学病院等の診療機関併設バイオバンクのマッチング支援 等
実施機関
研究開発課題名 | 代表機関 | 代表者 | 期間 |
---|---|---|---|
ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク利活用促進に向けたバイオバンク・ネットワーク構築と運用支援に関する研究開発 |
東北大学 | 荻島 創一 | 平成30~令和4年度 |
ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク・ネットワーク構築とバイオバンク利活用促進に関する研究開発 | 東北大学 | 荻島 創一 | 令和5~令和9年度 |
バイオバンク横断検索システム
ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム)では、日本の主要なバイオバンクのネットワークの試料・情報を横断して検索できるシステム「バイオバンク横断検索システム」の構築・運用・高度化を目指しています。
「バイオバンク横断検索システム」プロモーションムービー
「バイオバンク横断検索システム」に関するお問い合わせ先
AMEDゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(ゲノム研究プラットフォーム利活用システム)事務局
(東北大学東北メディカル・メガバンク機構 内)
E-mail:cross_search"AT"pr.megabank.tohoku.ac.jp
※E-mailは”AT”の部分を@に変えてください。
バイオバンク・ネットワークとバイオバンク横断検索システムに参画するバイオバンク
- バイオバンク・ネットワーク
- バイオバンク・ジャパン(BBJ)
- 東北メディカル・メガバンク計画(TMM)
- ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク(NCBN; 6NC)
- 京都大学医学部附属病院クリニカルバイオリソースセンター(KUB)
- 東京医科歯科大学疾患バイオリソースセンター(TMD)
- 筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター(THB)
- 岡山大学病院バイオバンク(OBB)
- 神戸大学医学部附属病院バイオリソースセンター(KBR)
- 信州大学医学部附属病院バイオバンク信州(BBS)
バイオバンク利活用ハンドブック・相談窓口
バイオバンク利活用ハンドブック 第3版
本書で扱うバイオバンクは、ヒト由来試料・情報を扱う3大バイオバンクとそれに続く診療機関及び研究機関に設置された国内バイオバンクです。本書は複数のバイオバンクの特色・手続きを網羅することにより、医学系の大学にとどまらず、理工系の大学や研究機関ならびに企業等の多くの研究者にバイオバンクに貯蔵されている豊富な試料・診療情報を有効利用していただきたいという願いから作られています。
このハンドブックを読むことでバイオバンク試料・情報を用いた研究の手順を理解し、これまでヒト由来試料を用いた研究を行っていなかった基礎科学分野の研究者の方々にも、ヒト由来試料・情報の利用の将来性をご理解いただき、バイオバンク試料・情報の利用が一層活発になることを通じて多くの研究成果がもたらされることを願っています。
バイオバンク利活用ハンドブックについて
バイオバンクを利活用される方に対してのMTA・契約の締結について
バイオバンクの試料や情報を利用するにあたっては、MTA等の契約を締結します。この動画では、契約を締結する目的、契約の内容等について概説します。
バイオバンク利活用入門編 第1版
バイオバンクを利活用していただくためのクイック・リファレンスガイドです。
バイオバンク オープンフォーラム
「バイオバンク オープンフォーラム」は、AMED主催で行われていた「バイオバンク連絡会」の成果を受け企画されたものです。
「バイオバンク連絡会」では、国内の様々なバイオバンクを運営する機関と、バイオバンクを利活用する・あるいはこれから利活用しようとしている機関が集合して、バイオバンクの構築とその利活用が促進され、多様な研究が発展するように様々な議論を重ねてきました。この成果を受け、本事業の主催へと衣替えし、新たなコンセプトをもとに発足したのが「バイオバンク オープンフォーラム」です。
「バイオバンク オープンフォーラム」は年に2~3回程度、関係するイベントや情報発信を企画することで、バイオバンクの発展と、その利活用の拡大に貢献します。
バイオバンク オープンフォーラム運営事務局
※事務局は研究分担機関である(一社)日本生物資源産業利用協議会(CIBER)が担当しています。
Email:biobank-openforum"AT"biobank-network.jp(“AT”の部分を@に変えてください。)
関連リンク
研究開発課題の報告書
我が国のバイオバンクの国際対応に関する報告書
本報告書は本研究開発課題「ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク利活用促進に向けたバイオバンク・ネットワーク構築と運用支援に関する研究開発」の中に設置した「我が国のバイオバンクの海外からの利用に関する検討委員会」において、我が国のバイオバンクを外国へ提供すべきかどうか、提供する場合はどのような課題がありどのような提供の仕方が望ましいかを検討した結果を取りまとめたものです。
下記リンクよりご参照ください。
研究成果報告書
AMEDの助成により行われた研究開発課題の研究成果情報については、研究開発課題データベース(AMEDfind)をご参照ください。
評価・運営体制
PS・PO
本事業は、事業の運営や各プログラムの連携協力・推進等の調整を行うプログラムスーパーバイザー(PS)と、PSを補佐して個々の課題の運営推進を行うプログラムオフィサー(PO)がマネジメントします。
- PS
- 高坂 新一(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 名誉所長)
- PO
- 石川 俊平(東京大学 大学院医学系研究科 衛生学分野 教授)
川﨑 浩子(製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター 上席参事官)
課題評価委員会
外部有識者から構成される課題評価委員会において、各研究開発課題の事前評価、中間評価、事後評価等の評価を実施します。
評価結果
評価結果につきましては、下記リンクをご覧ください。
バイオバンク情報一覧
お問い合わせ先
宛先 | ゲノム・データ基盤事業部 ゲノム・データ研究開発課 ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム) 担当 |
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住所 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 読売新聞ビル 22階 |
genome-support"AT"amed.go.jp ※E-mailは”AT”の部分を@に変えてください。 |
関連リンク
最終更新日 令和6年5月23日