ゲノム・データ研究開発課 感染症研究開発ELSIプログラム(令和2年度終了)

基本情報

分野 その他の疾患
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし
お問い合わせ先
ゲノム・データ基盤事業部 ゲノム・データ研究開発課
感染症研究開発ELSIプログラム
担当:勝井
住所: 〒100-0004 東京都千代田区大手町1‐7‐1 読売新聞ビル 22階
E-mail: genomic-elsi”AT”amed.go.jp ※アドレス“AT”の部分を@に変えてください

概要

中華人民共和国で令和元年12月に初めて報告された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、またたく間に世界各国へと感染拡大し、世界中で多くの感染者、死者を出しています。

医療分野研究開発推進計画(令和2年3月27日健康・医療戦略推進本部決定)においては、集中的かつ計画的に講ずべき医療分野研究開発等施策のひとつとして、世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発のために「ゲノム情報を含む国内外の様々な病原体に関する情報共有や感染症に対する国際的なリスクアセスメントの推進、新型コロナウイルスなどの新型ウイルス等を含む感染症に対する診断薬・治療薬・ワクチン等の研究開発及び新興感染症流行に即刻対応出来る研究開発プラットフォームの構築」が目指されています。それと同時に、同計画では、研究開発の公正かつ適切な実施の確保のために「社会の理解を得つつ実用化を進めることが必要な研究開発テーマについて、患者・国民の研究への参画の観点も加えながら、研究開発を推進するとともに、ELSI*研究を推進する」と、医療研究開発における倫理的・法的・社会的課題への対応の重要性も示されています。

AMEDでは、COVID-19に関する世界的に迅速かつ有効な対策が求められる状況に鑑み、診断法や治療法、ワクチンや医療機器等に関する研究開発を幅広く推進しています。そして今回、本プログラム「感染症研究開発ELSIプログラム」を立ち上げ、感染症研究の領域における倫理的・法的・社会的課題やコミュニケーションのあり方に関する調査を実施することにより、感染症の医療研究開発に資する知識や技術等の創出を目指します。

* ELSI:Ethical, Legal and Social Issuesの略で、倫理的・法的・社会的課題のこと

公募情報

実施機関

(1)感染症の研究開発に資する倫理的・法的・社会的課題(ELSI)に関する調査

課題名 研究開発代表者 代表機関 役職
新興感染症流行時の未承認薬利用と研究開発に対する市民の態度に関する研究 中田 はる佳 国立がん研究センター 研究員
COVID-19重症呼吸不全におけるECMO再配分に対する市民・社会の理解に関する実態調査 吉田 雅幸 東京医科歯科大学 教授

(2)感染症流行時の適切な情報発信に資するリスクコミュニケーションに関する調査

課題名 研究開発代表者 代表機関 役職
「新しい生活様式」の具現化に向けたコミュニケーション・デザイン調査研究 西井 正造 横浜市立大学 助教
不適切なリスクコミュニケーションの析出に基づく適切なリスクコミュニケーションの探究:SNS事例分析と質問紙調査 三浦 麻子 大阪大学 教授

評価・運営体制

AMEDにおける評価・運営体制については「評価・運営体制」のページをご参照ください。

PS・PO

プログラム・スーパーバイザー(PS)
岩田 敏(国立がん研究センター 中央病院 感染症部 部長)
プログラム・オフィサー(PO)
川上 雅弘(京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 准教授)
三成 寿作(京都大学 iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定准教授)
 

課題評価委員会

外部有識者から構成される課題評価委員会において、各研究開発課題の事前評価、中間評価、事後評価等の評価を実施します。
課題評価委員リストについては、下記をご覧ください。

評価報告書

評価報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。

関連情報

国立研究開発法人国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)では、令和2年5月より「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム」が開始されています。

事務処理説明書

「感染症研究開発ELSIプログラム」は委託によるプログラム(委託事業)です。「事務処理説明書・様式集(委託研究開発契約)」をご参照ください。

最終更新日 令和4年3月29日