新興・再興感染症制御プロジェクト 感染症研究革新イニシアティブ(J-PRIDE)
基本情報
分野 | 新興・再興感染症に対応した研究 |
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開発フェーズ | 基礎的,応用,該当なし |
お問い合わせ先 |
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概要
感染症研究革新イニシアティブは、文部科学省「感染症研究の今後の在り方に関する検討会」報告書(平成28年7月)の提言を踏まえ平成29年度から開始した、【拠点形成研究】【公募研究】の2つの柱で構成される事業です。
【拠点形成研究】については、以下の背景を踏まえ、長崎大学に対して、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年法律第179号)に則り、補助金を交付しております。
長崎大学において検討が進められてきた高度安全実験施設(BSL4施設)を中核とした感染症研究拠点を形成する構想は、文部科学省科学技術・学術審議会で策定された「ロードマップ2014」において、推進に当たって優先度が高い計画として位置付けられた(平成26年8月)こと等を踏まえ、「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」における「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本計画」(平成28年2月)において、重点プロジェクトとして位置づけられました。その後、同会議において、「長崎大学の高度安全実験施設(BSL4施設)整備に係る国の関与について」(平成28年11月)が決定されました。
本事業は、これらの決定等を踏まえ、BSL4施設を中核とした感染症研究拠点の形成について、事業主体としての長崎大学に対してエボラウイルス感染症等の病原性の高い感染症に係る研究開発に必要な支援を行い、わが国における感染症研究機能の強化を図るものです。
なお、BSL4施設整備に係る安全性の確保に関して、「長崎大学の高度安全実験施設(BSL4施設)整備に係る国の関与について」に基づき、政府から長崎大学に対して、監督・指導等がなされます。
【公募研究】では、感染症に対する革新的な医薬品の創出を将来に見据えて、創薬の標的探索につながる基礎からの感染症研究を推進します。医歯学、薬学、獣医学、農学、分子生物学等と統計学、工学等の分野横断的な連携により、最新のゲノム解析とデータ処理技術、生体高分子の動態や複合体形成を追跡・定量する技術、バイオインフォマティクス等を活用した新たなブレークスルーを目指します。
公募情報
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平成29年7月27日平成29年度 「感染症研究革新イニシアティブ(J-PRIDE)」の採択課題について
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平成29年4月7日 終了平成29年度 「感染症研究革新イニシアティブ(J-PRIDE)」(新事業)に係る公募について
ニュース
AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2025(令和7)年 成果情報一覧をご覧ください。
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プレスリリース 令和3年12月16日感染やワクチンにおける免疫記憶に必須なB細胞シグナル因子を発見
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プレスリリース 令和2年7月31日ウイルスは、インドア派?アウトドア派?―数学と実験の融合研究でC型肝炎ウイルスの感染戦略を解明した―
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プレスリリース 令和2年7月15日生体内におけるHIV-1感染細胞のマルチオミクス解析―エイズ根治法の手がかり探索に道―
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プレスリリース 令和2年6月10日狙った細菌を選択的に殺菌できる遺伝子標的型抗菌薬を創出―薬剤耐性菌問題の解決へ―
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プレスリリース 令和2年1月7日マダニを介して発症するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の発病機構の鍵を発見―ウイルス感染の標的となる細胞を同定―
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イベント 令和元年12月23日J-PRIDE研究成果発表会「重症・難治性感染症の理解と予防・治療法の開発に向けて―若手研究者たちの挑戦―」が開催されました
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プレスリリース 令和元年10月16日ヒトT細胞白血病ウイルスに関する網羅的かつ高精度な新規ウイルス配列情報検出方法を確立―同法を活用し日本人感染者約100例の網羅的ウイルス情報を取得―
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成果情報 令和元年10月4日赤痢アメーバ症治療薬の候補化合物を発見
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イベント 令和元年9月20日「J-PRIDE研究成果発表会 重症・難治性感染症の理解と予防・治療法の開発に向けて ~若手研究者たちの挑戦~」開催のお知らせ
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プレスリリース 令和元年6月12日マラリア原虫の分化の引き金となる宿主因子を明らかに―既存の医薬品がマラリアの予防薬となる可能性を示す結果―
実施機関
研究成果報告書
(AMEDfind:https://amedfind.amed.go.jp/amed/index.html )
評価・運営体制
- PD
倉根 一郎(国立感染症研究所 名誉所員) - PS
神田 忠仁(理化学研究所 前 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター チームリーダー) - PO
北 潔(長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科 研究科長・教授)
佐藤 裕徳(国立感染症研究所 主任研究官)
白水 美香子(理化学研究所 生命機能科学研究センター チームリーダー)
武田 直和(大阪大学微生物病研究所 招へい教授)
田中 眞由美(MT開発コンサルティング 代表)
光山 正雄(京都大学 名誉教授)
栁 雄介(九州大学医学研究院 教授) - 課題評価委員会
評価結果報告書
イベント
詳細は以下のリンクをご覧ください。
- J-PRIDE事業の研究者8名が訪英し、日英の国際共同研究を検討するためインペリアルカレッジ、グラスゴー大学、オックスフォード大学を訪問しました
- J-PRIDE(感染症研究革新イニシアティブ)では、2018年6月18日、19日、1泊2日の合宿型合同班会議を開催しました
- 感染症研究分野に関する日英合同ワークショップを東京で開催しました
パンフレット
事業の詳細は、以下パンフレット内の該当ページをご覧ください。
感染症研究課 2019年度事業案内
※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。
感染症研究課 2018年度事業案内
※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。
最終更新日 令和2年11月9日