医薬品研究開発課 創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(令和3年度終了)
基本情報
分野 | 医薬品創出 |
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事業年度 | 平成29年4月~令和4年3月 |
開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究 |
お問い合わせ先 |
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概要
平成24年度から開始した「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」(創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業(PDIS)、生命動態システム科学推進拠点事業)は平成28年度で終了し、平成29年度から運営体制を一部見直して「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」を開始しました(令和3年度終了)。
本事業では、我が国の優れたライフサイエンス研究の成果を医薬品等の実用化につなげることを目的として、放射光施設(SPring-8、Photon Factory)、クライオ電子顕微鏡、化合物ライブラリー、次世代シーケンサーなどの大型施設・装置を整備・維持し、積極的な外部解放を行います。また、構造解析、タンパク質生産、ケミカルシーズ・リード探索、構造展開、ゲノミクス解析、疾患モデル動物作出、薬物動態・安全性評価、インシリコスクリーニングなどの技術を有する最先端研究者の支援により、外部研究者の研究推進を強力にバックアップします。さらに、将来の共用や支援を目指した施設・装置や技術の更なる高度化のための研究を実施します。
本事業は、5つのユニットから構成され、全7名のプログラムスーパーバイザー(PS)とプログラムオフィサー(PO)がヘッドクォーター機能を担い、課題間・ユニット内外での研究連携を図るなど、研究資金の効率的な活用と優れた成果創出を目指します。
公募情報
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平成29年10月2日平成29年度 「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(3次公募)」の採択課題について
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平成29年8月24日 終了平成29年度 「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」に係る公募(3次公募)について
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平成29年8月9日平成29年度 「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」(2次公募)の採択課題について
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平成29年6月30日 終了平成29年度 「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」(2次公募)について
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平成29年3月22日 若手あり平成29年度 「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」の採択課題について
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平成29年1月18日 終了若手あり平成29年度 「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」に係る公募について
ニュース
AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2024(令和6)年 成果情報一覧をご覧ください。
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プレスリリース 令和4年6月17日新型コロナウイルスの新たな細胞侵入経路とその阻害薬の発見―COVID-19の複雑な病態解明・治療薬開発に期待―
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プレスリリース 令和4年5月23日「てこ」と「ドミノ倒し」で巧妙に開くイオンの経路―新規不整脈治療薬へ向けた手がかりを提示―
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成果情報 令和4年5月18日食道がんを特異的に診断できる新しい抗体を開発―食道がん診断精度の向上と下咽頭がん・子宮頸がんへの応用も期待―
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プレスリリース 令和4年5月18日B型肝炎ウイルス感染受容体であるヒト膜タンパク質の構造を解明
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成果情報 令和4年5月11日光合成細菌の高いエネルギー変換効率を実現する非対称二量体構造―産業利用されている光合成細菌ロドバクター・スフェロイデスの光捕集構造の可視化により、更に高効率な太陽光エネルギー活用の示唆―
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成果情報 令和4年5月9日新型コロナウイルスの増殖に必須な酵素を阻害するペプチド様ではない新規化合物群を発見―既存薬と骨格の異なる構造新規性の高い薬剤開発への活用を期待―
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プレスリリース 令和4年5月9日長引くかゆみ、何回も引っ掻くと神経で増えるタンパク質が原因!―かゆみ治療薬開発への応用に期待―
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プレスリリース 令和4年4月6日完全ヒト抗体産生マウスの作製に成功―ヒトのレパトアを再現・抗体医薬品創出へ期待―
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プレスリリース 令和4年4月1日慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見!―ミクログリア細胞の驚くべき変化―
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プレスリリース 令和4年3月11日巨大タンパク質複合体による概日リズム制御―小角散乱と計算科学の統合アプローチ―
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成果情報 令和4年2月22日新規光駆動型イオンチャネルの構造解明と高性能分子ツールの創出―神経科学に光を当てる―
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成果情報 令和4年2月21日シグナル伝達の「偏り」を生み出すリン酸化機構の解明―副作用を切り分けたGPCR作動薬の開発に貢献―
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プレスリリース 令和4年2月17日昆虫ホルモンの生合成を撹乱する蚊の発育阻害剤の発見―環境に優しい農薬の開発に向けて―
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プレスリリース 令和4年2月9日チャネル(膜タンパク質)の開閉モデルの提唱―チャネルの通路を塞ぐ「脂質」が深く影響―
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成果情報 令和4年2月7日ウイルスによる細胞のストレス応答抑制機構の解明―ウイルスタンパク質による神経保護治療の可能性を探る―
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成果情報 令和4年1月17日機械学習を用いてタンパク質立体構造を評価する構造生物学AI技術を構築
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プレスリリース 令和4年1月11日タンパク質分解誘導剤依存的な相互作用解析技術の開発―低分子化合物よって相互作用するタンパク質の網羅的な探索が可能―
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プレスリリース 令和3年12月21日骨格筋の分化に働く新たな染色体基盤構造体を解明
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イベント 令和3年11月24日創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業 令和3年度BINDS公開シンポジウム開催のお知らせ
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プレスリリース 令和3年11月16日ヒストンメチル化酵素NSD2は発がん性変異により安全装置が外れ、制御不能になる
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実施機関
- プラットフォーム機能最適化ユニット
- 構造解析ユニット/構造解析領域
- 構造解析ユニット/タンパク質生産領域
- ケミカルシーズ・リード探索ユニット/ライブラリー・スクリーニング領域
- ケミカルシーズ・リード探索ユニット/構造展開領域
- バイオロジカルシーズ探索ユニット
- インシリコユニット
評価・運営体制
- プログラムスーパーバイザー(PS)
- 中村 春木 大阪大学 名誉教授
- プログラムオフィサー(PO)
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- 総括
近藤 裕郷 医薬基盤・健康・栄養研究所 医薬基盤研究所長
九州大学 大学院薬学研究院 客員教授 - プラットフォーム機能最適化ユニット(PS兼任)
中村 春木 大阪大学 名誉教授 - 構造解析ユニット
井上 豪 大阪大学 先導的学際研究機構 創薬サイエンス部門 副部門長/大学院薬学研究科 教授 - ケミカルシーズ・リード探索ユニット/ライブラリー・スクリーニング領域
中島 元夫 SBIファーマ株式会社 取締役執行役員 開発本部 本部長 - ケミカルシーズ・リード探索ユニット/構造展開領域
上村 みどり 帝人ファーマ株式会社 生物医学総合研究所 上席研究員 - バイオロジカルシーズ探索ユニット
古関 明彦 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長
千葉大学大学院 医学薬学研究院 教授 - インシリコユニット
田中 成典 神戸大学 大学院システム情報学研究科 教授
- 総括
評価結果
事務処理説明書
パンフレット
- BINDS成果集
BINDSのこれまでの成果を研究者に留まらずより広くご紹介するために、ライフサイエンス研究と創薬研究の概要から解説し、BINDSの各ユニット・領域ごとの(事業前半の)成果をシンプルにまとめたパンフレットです。
関連リンク
最終更新日 令和4年4月6日